大谷翔平 第5打席は170キロ二塁打で2試合ぶりマルチ安打 第1打席も「ロケット」186キロ二塁打

2024年4月25日(木)9時54分 スポーツニッポン

 ◇ナ・リーグ ドジャース—ナショナルズ(2024年4月24日 ワシントン)

 ドジャースの大谷翔平投手(29)が24日(日本時間25日)、敵地でのナショナルズ戦に「2番・DH」で先発出場。第1打席に右中間を破る二塁打を放ち、今季最長を更新する9試合連続安打とした。連続試合出塁は22に伸ばした。第5打席もメジャートップを更新する今季13本目の二塁打を放ち、2試合ぶりのマルチ安打をマークした。

 7—2の8回の第5打席は得点圏で回ってきた。ベッツが二塁打で出塁すると、大谷の初球が暴投となり、ベッツは三塁へ進塁。その後2球連続ファウルとした後、4球目の外角94マイル(約151.2キロ)を引っ張り込むと、105.7マイル(約170.1キロ)と痛烈な打球で右中間を破り、チームに貴重な追加点をもたらした。

 初回の第1打席は1死走者なしの場面。ナショナルズの先発右腕ジェーク・アービンの真ん中高め、97マイル(約156.1キロ)直球を完璧に捉えると、115.6マイル(約186.0キロ)の痛烈な打球があっという間に右中間を破り、悠々と二塁へ到達した。現地実況が前日の118・7マイル(約191キロ)弾にかけ「アナザー・ロケット」と表現するほどの痛烈な一打で、メジャートップの二塁打は今季12本目となった。そして、4番のウィル・スミスが中前適時打を放ち、先制点をおぜん立てした。

 第2打席はムーキー・ベッツの2点適時打が生まれた直後の3—0の2回1死一塁。この打席は内角のカットボールを有効に使われ、直前に空振りした球と同じ内角カットボールに詰まらされ、今季2度目の併殺打に打ち取られた。

 第3打席は4—2の4回1死一塁。この打席も89マイル(約143.2キロ)の内角カットボールに詰まらされたが、角度よく上がった打球は右中間方向へ。382フィート(約116.4メートル)地点まで飛ばしたが、惜しくもフェンス手前で失速して中堅手のグラブに収まった。

 6—2とリードが広がった6回の第4打席は1死走者なしの場面。2番手右腕デレク・ローとの対戦は変化球攻めで、カットボールやチェンジアップを初球から5球連続ファウルすると、最後はカウント1—2からの膝元に落ちる内角低めスライダーにバットが空を切った。

 23日は敵地でのナショナルズ戦で9回に2試合連続の6号ソロ。今季メジャー最速で歴代12位、ド軍史上でも最速となる打球速度118・7マイル(約191キロ)で、飛距離450フィート(約137メートル)の衝撃ソロを右翼2階席に突き刺した。自身でも2022年の16号の118マイル(約189・9キロ)を上回る自己最速弾で、飛距離も今季最長の約137メートルを記録した。

 この一発について、この日の試合前に「感覚の中でも、人生の中でもトップクラスじゃないかなと思う」と手応えを口にし、デーブ・ロバーツ監督も「あんな打球が打てるのはスタントン、ジャッジなどほんの何人か」と驚きの声を上げていた。

 この一発で指揮官が持つドジャースの日本生まれ選手の最多本塁打記録にあと1本に迫った。日本選手最多のメジャー通算176号となる今季5号を放った際に「次の目標はポストシーズンでの初本塁打か?」と問われ大谷は「その前に監督の記録を抜きたい」と返して笑いを誘っていた。沖縄生まれのロバーツ監督は前日のナショナル戦後に「多分、明日、王位が継承される」と3試合連発を予想していた。

スポーツニッポン

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