巨人・坂本勇人 スタメン復帰も 気になる「兆候」

2023年4月26日(水)12時43分 ココカラネクスト

すでに2000本安打も達成している坂本(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 開幕から低迷する巨人・坂本勇人内野手に復調の気配が見え始めた。

 23日のヤクルト戦(神宮)に5試合ぶりとなる「7番・遊撃」で先発出場した坂本は4点をリードした6回、左腕の山本大貴から左中間を破る二塁打を放つ。

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 これでプロ野球歴代8位の長嶋茂雄に並ぶ通算418二塁打を記録。王貞治が持つ球団記録まで4本に迫るなど、また大きな金字塔を打ち立てた。

 この日の試合では4回にも15打席ぶりの安打となる中前打を放っており、今季2度目のマルチ安打を記録した。試合後の坂本は「チームにも迷惑を掛けている。出番があればしっかりやります」と謙虚な姿勢を崩さない。

 今季でプロ17年目、通算2213安打を誇るレジェンドも今季は開幕前から続く不振に悩まされている。最近の試合前には若手に交じってジャイアンツ球場で練習を行ってから1軍の試合に臨むなど、何とか光明を見つけようともがいている。

 一方で気になる兆候も出ている。23日の試合では7回一死走者なしで迎えた内山壮真の打球を一塁へ悪送球、失策が記録された。5点差で迎えた7回は先頭打者のオスナに本塁打を許しており、これ以上の失点は防ぎたい場面でのプレーにはベンチの原監督も思わず顔をしかめた。

 最近は同じ遊撃ポジションを争う中山礼都も好調をキープしている。勢いのある若手と競う上で、ゴールデングラブの常連でもあり、球界屈指のショートストップである坂本の安定感ある守備はストロングポイントの一つ。そこに陰りが見えるようでは、坂本の置かれる立場も厳しさを増しそうだ。

 5位に低迷するチームでは、やはり実績のある坂本の力を求める声も多い。攻守ともに今1度立て直して、存在感を見せたいところだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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