【磐田vsC大阪プレビュー】磐田はMF中村ら主力に負傷頻発…C大阪は前節の逆転勝利で得た勢いを持続できるか

2018年4月27日(金)18時36分 サッカーキング

磐田にとって、しばらくゴールから遠ざかっていたFW川又堅碁が結果を出したことは大きい [写真]=J.LEAGUE

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■ジュビロ磐田 エースに生まれた4試合ぶりのゴール



【プラス材料】
 リーグ前節の長崎戦で、PKとはいえFW川又堅碁が4試合ぶりとなる得点を決めた。決定的なシュートは放つものの、なかなか決めきれない試合が続いていたが、これで波に乗ることができそうだ。「川又の近くでプレーすることを心がければ何かが起こる」と話すMF松浦拓弥の存在も、川又にとっては心強い援軍となっている。

 また、MF田口泰士が攻撃面で存在感を示している。移籍後初ゴールを奪った前々節の仙台戦ではチーム最多となる4本のシュートを放ち、長崎戦は2本の直接FKを枠にとらえた。長崎戦で温存されたMF山本康裕との相性も良く、2人がボランチで先発した2試合はいずれも完封勝利。山本が田口の攻撃力を引き出す関係性だ。

先週末に家族が来日したDFギレルメも気持ちが乗っており、さらなる活躍が見込めそうだ。

【マイナス材料】
 何といってもMF中村俊輔が再び離脱することになったことが、チームに大きなダメージを与えている。左ヒラメ筋肉離れで全治約3週間。3月にも左大腿二頭筋肉離れで全治3週間の診断だったが、リーグ戦が2週間中断したこともあり、欠場したのは1試合だけにとどまった。だが、今回は過密日程のまっただ中。来月19日までリーグ戦はまだ5試合もあるだけに、あまりに痛すぎる離脱だ。

 18日のルヴァン杯札幌戦に続き、長崎戦も本拠地のヤマハスタジアムで敗戦。リーグ戦では、昨年8月の広島戦以来8試合ぶりの黒星となった。C大阪戦のチケットは今季初めての完売。長崎戦後に選手へブーイングを浴びせたサポーターの思いに、応えることができるか。

文:totoONE編集部

■セレッソ大阪 『大阪ダービー』での敗戦を引きずることなく、前節の仙台戦で逆転勝利



【プラス材料】
 リーグ前々節の『大阪ダービー』ではG大阪に0−1で敗れたが、その嫌な流れを引きずることはなかった。前節の仙台戦では先制を許したものの、2−1の逆転勝利を収めている。ダービーの敗戦後、すぐにリアクションを示せた点は大きい。

 その仙台戦では、先発に復帰したMF清武弘嗣がチームの全得点を記録。さらに上位を目指していくためにも、彼の活躍はマストと言える。攻撃のキーマンの復活は、チームにとって明るい材料だ。

 また、開幕前から負傷離脱していたDF藤本康太も、仙台戦で戦列復帰を果たした。けが人が続出している最終ラインとボランチにおいて藤本を起用する目途が立ったことで、チームの台所事情は大きな恩恵を受けるだろう。

【マイナス材料】
 プラス材料でも述べたが、最終ラインとボランチでけが人が多発している。戦列に復帰したばかりの藤本を酷使するわけにもいかず、ターンオーバーを敷くのが難しい状況にあるのはマイナス材料と言わざるを得ない。

 守備面では、公式戦ここ3試合連続で先制点を与えているのが気がかりだ。先行を許せば追いつき、追い越すために負荷をかけなければならず、より消耗度合いは増すことになる。試合の入り方に改善の余地があるのは明らかだろう。

 攻撃陣に目を移すと、第6節の鳥栖戦以降2トップで起用された選手たちのゴールがない。得点力を高める上では、柿谷曜一朗や杉本健勇、ヤン・ドンヒョンらフォワード陣の奮起が不可欠だ。

文:totoONE編集部

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