カブス・今永は4勝目に「ゾーンでしっかり勝負できた」移籍最終候補だったRソックスの質問集中も大人対応

2024年4月27日(土)11時25分 スポーツニッポン

 ◇インターリーグ カブス7−1レッドソックス(2024年4月26日 ボストン)

 カブスの今永昇太投手(30)が26日(日本時間27日)、敵地でのレッドソックス戦に先発。メジャー移籍後、最長となる6回1/3を投げ5安打1失点で4勝目を挙げた。

 立ち上がり、先頭・デュランのライナー性の打球をグラブを目いっぱい伸ばして好捕。これで勢いに乗ると、3回まで相手打線を無安打に抑えた。

 また、4回にもバントを試みたデュランの打球を逆シングルで捕球するとそのまま一塁へグラブトス。初回に続く華麗な守備を見せた。

 4回1死からオニールに左越えソロを被弾したが、4−1の6回2死一、二塁のピンチではレイエスをスプリットで空振り三振。その瞬間、マウンドで左拳を握りしめ、雄叫びをあげた。

 メジャー移籍後、初めて7回もマウンドに上がり、先頭・ダルベックに三塁内野安打を許したが、次打者・バルデスを右飛に打ち取った。ここで2番手・トンプソンに交代となり、6回1/3を投げ5安打1失点、7奪三振だった。

 試合後、今永は「四球を1つ出したんですけど、ゾーンでしっかり勝負ができたのが球数を抑えられたと思います」と納得顔を見せた。

 本塁打を打たれた後、驚いた顔をしていたが、その後の投球に影響を感じさせず「(ホームランは)よりによって一番深いところに入れられたので悔しかったのと、打たれた後にどうするか、マインドの切り替えが大事なので、すぐ切り替えて結果も良かったので、そのマインドを継続していこうと思います」と語った。

 レッドソックスはポスティングシステムでメジャー移籍する際、最終候補に残っていただけに関連する質問が米メディアから集中。カブスとの契約前に敵軍のコーラ監督とどういった会話をしたか尋ねられると「言えないことも言えることもあるんですけど、僕自身が投げるボールとかがすごくユニークなので、アメリカでもそういったことを発揮してもらいたいと言ってもらえました」と明かした。

 また、レッドソックスでなくカブスを選んだ理由も問われ「そこに関しては、言えないことの方がちょっと多いので、なかなかそれに関しては答える事は難しいですけど、もちろんレッドソックスは伝統があって素晴らしいチームですし、カブスも伝統がある素晴らしいチームですし、比べたわけじゃないですけど、何となく周りの人の意見と自分の意見をすりあわせた結果、カブスに入っただけなので、縁を頂いてすごく僕も嬉しいです」と述べた。

 もしかしたらフェンウェイ・パークが本拠地となっていた可能性もあるという質問にも「今現在はカブスに所属しているので、そうじゃない未来に対してはあまり想像できないので、ちょっと難しい質問ですね」と冷静に答え、大人な対応を見せた。

 開幕から約1カ月が経ち、ここまで順調に来ていることに「前回の登板終わった後にも話しましたけど、カブスという組織が本当に素晴らしいですし、日本人スタッフのサポートもありますしピッチングコーチも選手ファーストで選手目線で言ってくれますし、素晴らしい通訳もいるのでその皆に助けられている」と周囲の協力に感謝した。

スポーツニッポン

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