【久留米競輪 G1オールガールズクラシック 2日目】準決11Rは坂口楓華が鋭くスパート

2024年4月27日(土)4時30分 スポーツニッポン

 久留米競輪のG1「第2回オールガールズクラシック」が開幕した。初日注目の12Rティアラカップは尾方真生の突っ張り先行を最終ホーム手前でスパートした児玉碧衣が前団を捉えて快勝。坂口楓華を追った吉川美穂が外を伸ばし2着。坂口が3着だった。

 さあ準決。混戦相場の10Rは好発進を決めた鈴木美教に期待する。11Rは枠番も味方する坂口が自力で対処。12Rは復活児玉の独壇場だ。

 【10R】鈴木美教 最後に追い込む

 準決勝の中で一番の混戦。本命は鈴木美。動く選手の好位をキープして最後は捲り気味に追い込む。力の久米が初日の走りを修正して迫る(3)=(2)が軸。

 吉川が1番車を生かして好位へ。初日の伸びは光った。小林莉が巧みにレースを運ぶ。吉村早の気配もいい。

 (1)吉川美穂 4コーナーを回ってからは思ったよりも伸びてくれた。自力自在。

 (2)久米詩 力も入っているし踏み応えもあった。状態は大丈夫だけど、初日は一瞬、休んでしまって追走できなかったのは技術不足。自力基本に。

 (3)鈴木美教 初めてだったけど久留米は凄く走りやすい。自力自在。

 (4)吉村早耶香 いい位置が取れた。余裕はなかったけど最後は車が進んでくれた。自力自在。

 (5)小林莉子 併走で脚を削られたのもあるが、踏み出した感じがきつかった。自在に攻める。

 (6)中野咲 バンクが軽く感じた。状態はいい感じだが、動けず力を出し切れなかった。自在に。

 (7)太田美穂 妹(瑛美)がいいレースをしたので気持ちが入った。初めてG1で自分のレースができた。行けるところから。

 【11R】坂口楓華 初日3着もムード良し

 坂口は初日3着だったがムードは悪くない。確実に持つところから鋭くスパートを決める。小林優が地元の気迫で対抗。(1)=(7)が軸。

 尾崎はティアラカップ組に負けない実力を持つ。先捲りの展開なら。石井寛は屈指のレース巧者。最後に伸び切る。柳原、当銘も圏内。

 (1)坂口楓華 自分から仕掛けなければいけなかった。初手でいい位置を取れすぎてしまい…。状態はいいので、そこを反省。練習疲れで初日が重いのはいつものこと。自力で。

 (2)石井寛子 あのペースの上を行ける児玉選手はさすがですね。気持ちを切り替えて自在に。

 (3)柳原真緒 初手で後ろになった時点で、自分から動かないといけなかった。尾方選手も児玉選手も自分より一枚上でした。自力。考えて動きたい。

 (4)当銘直美 G1で1着を獲れたのは大きな収穫。状態もいい。何でもやっていく。

 (5)尾崎睦 初手で理想の並びをつくれなかった。自力で頑張る。

 (6)太田瑛美 脚の感じはいい。流れを見て。

 (7)小林優香 内容も着も満足できるものではないが最低限、準決勝に進めたのは良かった。自力。

 【12R】児玉碧衣 女王が完全復活

 児玉は初日、最終ホームから踏み込み、寄せ付けずに押し切った。女王の完全復活を印象づけた。尾方、石井、日野と積極的に動く選手の動きを見定め、豪快に仕掛け切る。同じく地元の尾方が動いて2着に粘り込む(1)(2)が軸。

 動き軽快な飯田、逃げて2着の日野も好調だ。

 (1)児玉碧衣 今までで一番じゃないかというくらい、ファンの歓声が力になった。レース後も優勝したかのような声援がありがたかった。状態も大丈夫。自力で。

 (2)尾方真生 ちょっと踏み上げすぎたのかな。アップや周回の感触は良かった。自力勝負。

 (3)飯田風音 展開が良かったのが全て。調子の方はまあまあかな。自力主体。

 (4)石井貴子 1着を獲れるとは思わなかったからうれしい。落ち着いて走れたし、いい感じ。ここも自力で。

 (5)野口諭実可 調子は徐々に戻ってきている。自在に構えて。

 (6)日野未来 自分で踏み切れたし、2着だけど全力を出せた。自力で。

 (7)細田愛未 アップの段階では重く感じたが、レースでは軽かった。ただ、行けるところで見てしまったのが失敗。自力自在。

スポーツニッポン

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