ルーキーが大躍進! 上久保実咲、本明夏がともに「65」で初のトップ10入り

2024年4月28日(日)11時30分 ALBA Net

後半5バーディのチャージ。上久保美咲が初のトップ10入り(撮影:GettyImages)

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<大王海運レディス 最終日◇27日◇エリエールゴルフクラブ松山(愛媛県)◇6540ヤード・パー72>

昨年のプロテストに合格したばかりのルーキー3人がトップ10入りした。2位の稲垣那奈子を筆頭に、18歳の上久保実咲がトータル11アンダーで5位タイ、23歳の本明夏(もと・あすか)がトータル9アンダーで8位。3人とも最終日にツアー自己ベストをマークしての初のトップ10入りだった。


今春、奈良育英高を卒業した上久保はショットがキレキレだった。前半で2つ伸ばし、後半は11番パー5からの3連続など5バーディ。霧で距離計測器が使えなかった13番はつま先下がりの左ラフからピン手前80センチにピタリとつけ、「ピンまで138ヤードと計算して8番アイアンのコントロールショット。正確な距離が分からなくて不安だったけどピッタリでした」と笑った。

最も安定していたはずのドライバーショットが2日目まで不調だった。持ち球のドローとは真逆のスライス気味のフェードが止まらず、「正直どうしようと思っていた」。ティを低くするなどの応急処置が奏功し、「絶対にフェードが出ない打ち方をしていたら調子が戻ってきて、アイアンショットもリズムが良くなった」とまたにっこりだ。

次戦は5月9日から台湾で開催される日台ツアー共催の「CTBCレディス」。日本での試合のときは「簡単に済ませられるから」という“ファミレス派”だが、「小籠包を食べに行きたい。楽しみです」と初の台湾を食でも堪能するつもりだ。

5度目のプロテストで合格した本は7番パー4で右ラフから残り120ヤードの2打目を直接カップインさせたイーグルが光った。初日32位、2日目27位からジャンプアップして8位フィニッシュ。「ようやくショットの調子が上がってきた」と1イーグル・5バーディの「65」に満足そうだった。

昨年「日本オープン」で日大3年だった弟・大志のキャディを務めた経験も大きかったという。日本ゴルフ協会(JGA)のナショナルチームの一員でもある弟はアリゾナ州立大に進学予定で、「弟が米国に行く前にチャンスがあれば、もう一度キャディがしたい」ときょうだいタッグの再結成を熱望していた。

ルーキー3人のトップ10入りは下部ステップ・アップ・ツアー今季3戦目で最多。本は「一緒に合格した人たちが頑張っていると、自分も頑張ろうと思う。年齢はバラバラだけどみんな仲良しです」と相乗効果を強調した。多士済々のルーキーたち。誰が最初に初優勝のゴールに飛び込むかにも注目だ。(文・臼杵孝志)


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