低迷する巨人に“希望の光” 投打の大型若手に球団OBが期待「ポテンシャルは抜群。まだまだ伸びしろある」

2023年4月29日(土)16時30分 ココカラネクスト

高橋氏は「左投手が活性化していくことが重要」と横川への期待を語り、秋広には「やっと出てきたなという感じ」と述べた(C)CoCoKARAnext

 開幕から間もなく1か月が経過するプロ野球。巨人はここまで23試合を消化し、10勝13敗、セ・リーグ5位(4月28日時点)と厳しい戦いを強いられている。そんな中、チーム内ではオコエ瑠偉や中山礼都、ルーキーの田中千晴など、若手の活躍も見られる。

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 巨人、メッツで活躍した高橋尚成氏は、自身のYouTubeチャンネル『高橋尚成のHISAちゃん』に動画を配信し、投打の若手選手について語った。

 高橋氏が1人目に注目したのは、5年目左腕・横川凱。横川は今月23日のヤクルト戦(神宮)で5回5安打2失点の好投でプロ初勝利を挙げると、28日の広島戦では2番手としてリリーフ登板し、3回2安打無失点で2勝目の白星をゲットした。

 昨季はシーズン中に巨人の臨時コーチを務めた高橋氏は「僕が臨時コーチに行った時は、左の変則気味のピッチャーだという認識でした。その分、スピードもあまり出ていなかった。でも、上から投げ下ろすようになってからは、角度もあって、スピードも上がってきましたね」と話し、右腕を高々と上げる“タワマン投法”になったことで持ち味を出すことができている点を評価した。また、「まだまだ彼のポテンシャルを考えたらスピードもある。身体がもっとできてきたらという伸びしろがありますね」とも話した。

 高橋氏は現状の巨人の投手陣について、「左投手が活性化していくことが重要」と述べ、「(横川には)10勝しろとは言わないですけど、ローテーションをとにかく守るということが必要だなと思います」と、今季への期待を語った。

 一方、期待の若手野手についても言及。高橋氏は、22日のヤクルト戦でプロ初安打・初打点を記録したプロ3年目の秋広優人について、「やっと出てきたなという感じ。あれだけのポテンシャルを持っている選手なので」と話した。秋広はここまで4試合に先発出場し、全てで安打を記録。打率は・455とそのポテンシャルを発揮し始めている。

 高橋氏は「大谷選手も筋肉がついて、あれだけのパワー、早いボールを投げられる」とエンゼルスの大谷翔平を例に挙げ、「上半身と下半身の筋肉量がバランスよく上がってくれば、もっとホームランを打てる。今は広角に打っているような感じに見えるので、ホームランがあるという方が嫌だと思いますね」と話し、秋広の長打に期待した。

 投打の“巨人”は今季、花を咲かせることができるだろうか。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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