最後の“ヴェンゲル・アーセナル対マンU”は劇的決着…終了間際にフェライニが決勝弾

2018年4月30日(月)2時38分 サッカーキング

フェライニの決勝ゴールでマンチェスター・Uが勝利を収めた [写真]=Getty Images

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 プレミアリーグ第36節が29日に行われ、マンチェスター・Uとアーセナルが対戦した。

 20日に今シーズン限りでの退任を発表したアーセン・ヴェンゲル監督にとって、アーセナルの指揮官として最後のマンチェスター・Uとの試合となる一戦。リーグ戦での2位確保を狙うマンチェスター・Uが主力の面々をスタメンとして起用したのに対し、ヨーロッパリーグ準決勝セカンドレグを5月3日に控えるアーセナルは、多くの若手選手を先発メンバーとして出場させている。

 試合が動いたのは16分。ポール・ポグバがドリブルで中央から持ち上がると、右で待っていたロメル・ルカクにパスを送る。ルカクはファーサイドで待っていたアレクシス・サンチェスを見つけてクロスを供給し、サンチェスはダイビングヘッドでこのボールに合わせてゴールを狙う。

 このシュートは相手選手とゴールポストに当たって跳ね返されたものの、そこに詰めていたポグバが冷静にゴールに押し込み、ホームのマンチェスター・Uが先制に成功する。

 アーセナルも51分に反撃を見せる。中盤で相手のパスミスを逃さずにボールを奪ったグラニト・ジャカがヘンリク・ムヒタリアンへパスを送ると、それを受けたムヒタリアンがグラウンダーのシュートをゴールに流し込む。古巣対決となる試合でゴールを奪ったムヒタリアンの活躍によって、アーセナルが同点へと追いついた。

 同点となった後は両チームともに一歩も譲らず、試合は動きを見せないまま終盤へ。89分には途中出場のマルアン・フェライニのヘディングシュートがゴールポストに当たった跳ね返りを、同じく途中からピッチに入ったマーカス・ラッシュフォードが押し込み、土壇場で勝ち越しゴールが生まれたかに思われた。だが、このプレーに対してオフサイドの判定が下され、惜しくも得点とはならなかった。

 しかし、後半アディショナルタイムに左サイドからアシュリー・ヤングが送ったクロスにフェライニが頭で合わせると、巧みに放たれたヘディングがゴールへと吸い込まれていき劇的な勝ち越しゴールに。持ち前のフィジカルを武器に途中出場から存在感を発揮したフェライニが、チームにとっても非常に大きな得点をもたらした。

 試合はそのまま2−1で終了。マンチェスター・Uを相手に数々の名勝負を演じてきたヴェンゲル監督にとっても、アーセナルの監督として最後となる一戦は、終了間際に勝負強さを見せたマンチェスター・Uが勝ち点3をつかみ取る結果となった。

 次節、マンチェスター・Uは5月4日にアウェイでブライトンと、アーセナルは5月6日にホームでバーンリーとそれぞれ対戦する。

【スコア】
マンチェスター・U 2−1 アーセナル

【得点者】
1−0 16分 ポール・ポグバ(マンチェスター・U)
1−1 51分 ヘンリク・ムヒタリアン(アーセナル)
2−1 90+1分 マルアン・フェライニ(マンチェスター・U)

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