「平成最後」を独占した浦和レッズ、「令和最初」のゴールに子どもたちの期待高まるGW
2019年5月2日(木)12時12分 サッカーキング
先陣を切ったのは“女子”浦和レッズレディースだった。4月27日、ひとめぼれスタジアム宮城でマイナビベガルタ仙台レディースと対戦。浦和が1点リードして迎えた試合終了間際の90分、佐々木繭が右足で、なでしこリーグ「平成最後」のゴールを押し込んだ。
佐々木の今シーズン初ゴールなどにより2−0で勝利を飾った浦和は、なでしこリーグの首位に浮上した。
Jリーグ「平成最後」のゴールは興梠
その翌日、“男子”浦和レッズも後に続いた。浦和はアウェイのIAIスタジアム日本平に乗り込んだ。清水エスパルス戦の90+7分、中盤で青木拓矢がボールを奪い前線にフィード。右サイドを駆け上がった途中出場の汰木康也がゴール前にグラウンダーのパスを送る。そこに走り込んだ興梠慎三が、相手ゴールキーパーの動きを見て冷静にボールをふわりと浮かせ、鮮やかにゴールを決めてみせた。結局、浦和レッズレディースと同じスコアの2−0で浦和が清水を下す。「平成最後」のアシストは汰木、「平成最後」のゴールを挙げたのは興梠だった。
元浦和の関根が海外組「平成最後」のゴール
それだけではなかった。ベルギー1部シント・トロイデンの関根貴大が、4月29日に行われた試合の後半アディショナルタイムに海外移籍後初ゴールを決めたのだ。これが海外組「平成最後」のゴールとなった。
関根は2017年夏、浦和からドイツ2部インゴルシュタットに移籍を果たす。しかし、出場機会に恵まれず、今シーズンからシント・トロイデンに期限付きで移籍していた。海外移籍後初ゴールが決まると、同僚で、同じく元浦和の遠藤航が駆け寄り喜びを分かち合った。試合後、自身のTwitterで「ほんとに、ほんとに長かった」と心情を明かすと、かつて浦和のチームメートだった梅崎司や岩舘直からも祝福を受けた。
浦和は5月3日、埼玉スタジアムに磐田を迎える。小中高生の指定席が『Go Go Reds!』にちなんで550円で販売されるこの試合、「平成最後」のゴールを独占した浦和が、子どもたちの前で「令和最初」のゴールを記録するのか、大きな期待が集まる。