佳境を迎えた欧州主要リーグ…今季最も得点に関与しているベテランは?

2019年5月4日(土)18時47分 サッカーキング

今季多くの得点に関与している選手たち [写真]=Getty Images

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 2018−19シーズンの欧州主要リーグはシーズンの佳境を迎えている。今季は特に若いタレントの台頭が目立つが、ベテラン勢も負けていない。年齢を重ねることで円熟味を増し、より多くのゴールに絡むプレーヤーも存在する。

 今回はイギリスメディア『Whoscored.com』のデータをもとに、得点とアシストの合計数が最も多い“オーバー33”の選手をランキング形式で11名紹介する。

*すべて5月4日時点の情報
*カッコ内は「現年齢/国籍/所属クラブ」

写真=Getty Images

10位 ヴェダド・イビシェヴィッチ(34歳/ボスニア・ヘルツェゴヴィナ/ヘルタ・ベルリン)



今季リーグ戦成績:26試合/9得点2アシスト

ヘルタ・ベルリンで4シーズン目を迎えた今季も独特のゴール嗅覚に錆びはない。昨年9月には、ボルシアMGやバイエルンを相手に得点を挙げて、勝利の立役者となった。あと1ゴールで、2シーズンぶりの二桁得点を達成する。

10位 ジョナス(35歳/ブラジル/ベンフィカ)



今季リーグ戦成績:19試合/10得点1アシスト

昨季は自己最多となる34得点を記録したものの、今季はジョアン・フェリックスら若いタレントが次々に台頭したことで“スーパーサブ”的な役回りが増えた。それでも、5シーズン連続の二桁得点を達成。名門ベンフィカの10番として確かな存在感を放っている。

9位 グレン・マレー(35歳/イングランド/ブライトン)



今季リーグ戦成績:36試合/11得点1アシスト

30歳でプレミアリーグデビューを果たすと、昨季、今季と2年連続で二桁得点をマーク。あと1ゴールで、昨季記録したプレミアでの自己最多得点にも並ぶ。今季残り2試合となったブライトンは、勝ち点35の17位。降格圏に沈む18位カーディフとは4ポイント差となっており、エースの“残留決定弾”をファンは期待している。

8位 サンティ・カソルラ(34歳/スペイン/ビジャレアル)



今季リーグ戦成績:32試合/4得点10アシスト

今季ここまで10アシストは、共に13アシストを記録するリオネル・メッシ(バルセロナ)とパブロ・サラビア(セビージャ)に次ぐリーグ単独3位。得点数はそれほどでもないが、今年1月にはレアル・マドリードを相手に2ゴールを奪ってみせた。2016年10月にアーセナルで右足首を負傷して以降、9回もメスを入れて2年近く実戦から遠ざかっていたことを思えば、現在の活躍ぶりは“奇跡”と言うほかない。

7位 シャルレス(35歳/ブラジル/エイバル)



今季リーグ戦成績:32試合/14得点1アシスト

2004年の上陸以降、今季でスペイン15年目となるシーズンを過ごすブラジル人ストライカー。ここまで先発出場は16試合ながら14ゴールをマーク。欧州5大リーグでプレーするブラジル人選手として最多得点を記録する。4月28日に行われた第35節バレンシア戦では、エイバルの1部残留を大きく手繰り寄せる決勝点を叩き込んだ。

6位 ラダメル・ファルカオ(33歳/コロンビア/モナコ)



今季リーグ戦成績:29試合/14得点2アシスト

2016年夏のモナコ復帰以降、21ゴール、18ゴール、そして今季の14ゴールと、リーグ戦での得点数は右肩下がり。しかし今季は、チーム総得点(34)の47%にあたる16ゴールに関与。一時は降格濃厚と言われたチームを16位まで引き上げてきた。ピークは過ぎたものの、キャプテンとしてチームをけん引している。

5位 ホルヘ・モリーナ(37歳/スペイン/ヘタフェ)



今季リーグ戦成績:35試合/13得点4アシスト

29歳のとき、ベティスで初の1部デビューを果たした苦労人が、37歳にして夢のようなシーズンを過ごしている。2012−13シーズンに成し遂げた1部での自己最多得点記録(13得点)の更新まで、あと1ゴール。さらにチームはチャンピオンズリーグ出場圏内の4位につけ、欧州最高峰の舞台に立つチャンスを手にしている。酸いも甘いも噛み分けてきたベテランは、今季を「10点満点だ」と話す。

4位 クラース・ヤン・フンテラール(35歳/オランダ/アヤックス)



今季リーグ戦成績:26試合/15得点3アシスト

快進撃を続けるアヤックスにおいて、“偽9番”の役割を務めるドゥシャン・タディッチは欠かせない存在だ。だからといって、“背番号9”をつけるフンテラールが役立たずかと言えばまるで逆だ。今季リーグ戦15得点はチーム3位。シャルケで29得点を挙げた2011−12シーズン以降での自己ベストである。アヤックスがCLだけでなく国内でも優勝争いを演じることができているのは、彼のようなベテランの働きがあるからだ。

3位 ロビン・ファン・ペルシ(35歳/オランダ/フェイエノールト)



今季リーグ戦成績:24試合/16ゴール4アシスト

オランダ代表の歴代最多得点記録を持つレジェンドは、昨年10月に今季限りでの現役引退を表明した。しかし、ピッチ上でのパフォーマンスからは衰えなど微塵も感じさせない。今季リーグ戦16得点はチームトップ。今年3月にはエールディヴィジで自身初となるハットトリックをマークした。それでも終わりは近づいている。残すところあと2試合。英雄の最後の雄姿を目に焼きつけたい。

2位 クリスティアーノ・ロナウド(34歳/ポルトガル/ユヴェントス)



今季リーグ戦成績:29試合/21得点8アシスト

「ストライカーにとっては難しいリーグ」と言われるセリエAだが、この男は1年目から楽々とそのハードルを越えてみせた。4月27日の第34節インテル戦では、値千金の同点弾をマーク。10シーズン連続のリーグ戦20ゴール超えを達成した。しかも、これがクラブキャリア通算600点目となる節目のゴール。今年2月に34歳となったが、今もなお特別な存在であり続けている。

1位 ファビオ・クアリャレッラ(36歳/イタリア/サンプドリア)



今季リーグ戦成績:33試合/23得点8アシスト

「我々のC・ロナウドであり、世界遺産」。サンプドリアを率いるマルコ・ジャンパオロ監督が絶賛する36歳のストライカーは、今まさに第二の春を謳歌している。ここまで23得点は、欧州5大リーグでリオネル・メッシ(34得点)、キリアン・ムバッペ(30得点)に次ぐ記録。チーム総得点(54)の実に57%にあたる31ゴールを生み出しており、今年3月には9年ぶりの代表戦出場に加えて、元イタリア代表DFクリスティアン・パヌッチ氏の持っていた最年長得点記録を36歳54日に更新した。自身初となるセリエA得点王に輝けば、100点満点のシーズンになるだろう。

(記事/Footmedia)

サッカーキング

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