元神戸フェルマーレン、ベルギーSTVV監督就任拒否か「連絡来たが…」

2023年5月6日(土)6時9分 FOOTBALL TRIBE

トーマス・フェルマーレン 写真:Getty Images

 かつてバルセロナやヴィッセル神戸でプレーしていたトーマス・フェルマーレン氏は、ベルギー1部シント=トロイデンVV(STVV)監督就任の可能性が浮上。日本人選手の指導も期待されていたが、ここに来てSTVV行きはないという見方が現地で広まっている。


 STVVは2017年以降、インターネット関連の事業を手掛ける合同会社『DMM.com』の村中悠介COO(最高執行責任者)や立石敬之CEO(最高経営責任者)らにより経営。元日本代表MF香川真司をはじめ日本人選手獲得戦略を推し進める中、今季は11勝9分14敗の12位とプレーオフ進出を逃してシーズンを終了。ベルント・ホラーバッハ監督が今季終了後に退任している。


 ホラーバッハ監督の後任候補については、ベルギーメディア『Voetbal』は今月4日に今季途中までベルギー1部の強豪クラブ・ブルッヘを率いていたカール・フーフケンス氏ら3名を挙げた上で「フェルマーレン氏の選択肢に入っている」とリポート。


 「彼はテデスコ監督のもと、引き続きベルギー代表コーチとして活動することを望んでいたが、テデスコ監督はコーチングスタッフの刷新を求めた。フェルマーレンは(クラブを指揮するのに必要な)指導ライセンスを手に入れており、今はクラブレベルでチャンスを掴みたいと考えている」と伝えていた。


 するとベルギー紙『Het Belang van Limburg』は5日になって「STVV幹部による後任候補選定は最終段階に入っている。ここ数週間にわたり、複数の候補者と会談した。来週にも新監督を発表する予定だ」と報道。フェルマーレン氏については、STVV幹部からの連絡があったと伝えた上で「彼を招へいすることは難しい」としている。


 なおフェルマーレン氏は2019年7月から2年半にわたり神戸でプレーした後、昨年1月にインスタグラムを通じて現役引退を表明。引退後はベルギー代表のアシスタントコーチとしてロベルト・マルティネス前監督を支えていたが、マルティネスはFIFAワールドカップ・カタール大会後に監督を退任。今年2月にドメニコ・テデスコ氏が代表指揮官に就任すると、フェルマーレン氏も代表チームから離れていた。

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