ヴェンゲル監督が選手に退任を伝えたとき…アーセナルDF「話は短かった」

2018年5月10日(木)22時25分 サッカーキング

今シーズン限りでアーセナルを退団するヴェンゲル監督 [写真]=Arsenal FC via Getty Images

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 22年にわたって指揮してきたアーセナルを今シーズン限りで退任するアーセン・ヴェンゲル監督。謙虚で物静かという性格でよく知られているが、自身が退任を決めたときも極力目立つことを避けていたようだ。ドイツ代表DFシュコドラン・ムスタフィが、そのときの様子を明かしている。ドイツ誌『シュポルト・ビルト』が9日に伝えた。

 ムスタフィは、「監督は僕らをチームミーティングに呼んで集めたんだ。僕らはいつも通りの試合に向けたミーティングだと思っていたよ」と、そのときの様子を振り返った。

「すると、彼は今シーズン限りで監督を退任することを伝えたんだ。比較的、その話は短かったよ。彼は自分の退任を話の中心にすることはなかった。彼にとって重要なのは、それよりも今シーズンを最後までしっかりと戦い抜くことだったんだ。最後にタイトルを獲得して終われればいい、という話もしていたよ」

 突然のことにチームの選手たちも驚いていたようだ。「もう10年も退任が噂されていたように感じられたけれど、僕ら選手にとっては、そんなことまだ起こらないと思っていたんだ。ウェンゲル監督のいないアーセナルだなんて、奇妙に感じられるね」と未だに信じられない様子を見せていた。

 続けて、「彼は紳士で、決して人前で目立とうとはしないだろうね。彼はいつもチームを擁護してくれた」と指揮官を評価。「彼とまだ仕事を続けたかった」と言うムスタフィは、ヴェンゲル監督が今後も監督業を続けると確信している。「彼はサッカーにクレージーな人で、監督業を愛している。だから、監督という仕事を続けるだろうね」。

 現在、ヴェンゲル監督の次の仕事先として母国のフランスや日本代表などが噂されている。世界中が去就を注目するなか、本人は6月初旬に結論を出す意向のようだ。

サッカーキング

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