「新しいプレーヤーの活躍がすごい」新戦力台頭の日本ハムを球団OBも絶賛！「５月攻勢の台風の目」

ソフトバンク戦で２安打の江越。「身体の強さは本当に魅力」と岩本氏はいう(C)CoCoKARAnext

　新戦力の台頭がチームに勢いをつけている。

　５月１０日、PayPayドームで行われた日本ハム対ソフトバンクのゲームは、６−３で日本ハムが制した。２回に野村佑希のソロ本塁打で日本ハムが先制、その後４回に逆転を許すも、６回にマルチネス、アルカンタラの２者連続本塁打が飛び出し再びリードを奪うと、終盤の８回にも追加点を挙げ、３点差で逃げ切った。

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　同カード、敵地での初勝利となったこの試合、今季チームに加わったプレーヤーがそれぞれ結果を残した。

　この日５番に起用された福田光輝は、６回２死から移籍後初安打、８回には適時打も放っている。そしてマルチネスも６回に逆転の２ランを放っており、江越大賀も６試合ぶりの安打を記録した。さらに投手陣でも2番手でマウンドに上がった齋藤綱記が初白星を手にしている。

　４選手とも、昨年まで前所属球団で満足な結果を残せず、今季からファイターズのユニフォームに袖を通している。それぞれが、この日掴んだ出場のチャンスを好結果に結び付けたことで、チームの白星が生まれた。そして、このゲームの内容とともに、新天地で自らの居場所を見出そうとしている選手たちには球団OBからも称賛の声が贈られている。

「新しいプレーヤーの活躍がすごいやん」

　この日の勝利に貢献した選手たちにそう声をかけているのが、日本ハムOBの岩本勉氏だ。自身のYouTubeチャンネル『岩本勉チャンネル』を５月１１日に更新し、ソフトバンク戦での新加入選手の活躍を称えている。

　岩本氏は、ゲーム内容を振り返りながら、今シーズン初登板で初勝利を挙げた齋藤のエピソードを披露しており「ファームで宮西（尚生）の特徴、いいところを完コピ」「何度も動画もみていた」と熱弁。春からの二軍生活の中で、ベテラン左腕の技術を盗むことに専念していたことを明かしている。

　また、この日８番でスタメン出場し２安打をマークした江越についても「身体の強さは本当に魅力」とフィジカルが特徴と話し、その上で「場数を踏み続けていけば絶対にバッティングレベルは上がる。大注目の選手なんですよ、江越が」とここでも力を込めながら期待の言葉を並べた。

　さらにマルチネスや福田の貢献度も評価しながら、新戦力の充実ぶりを指摘した上で「ファイターズがパ・リーグ５月攻勢の台風の目、交流戦に向けて不気味な存在になっている」と現在の勢いを強調している。

　他にも、新加入の田中正義がプロ初セーブ、初勝利で大きな話題となるなど、まさに新たな戦力がここまでの原動力となっている日本ハム。背水の陣で挑んでいるプレーヤー達が存分に力を発揮している今季、交流戦、そして夏場の戦いへ向け、逆襲への準備は整いつつある。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]