立大の「ジョニー・クエト」沖政宗が初勝利 フォーム変更に「毎度お騒がせしています」

2024年5月11日(土)14時20分 スポーツニッポン

 ◇東京六大学野球春季リーグ戦 立大 4—1 明大(2024年5月11日 神宮)

 今季はここまで3カードを終えて勝ち点0の立大が4—1で明大を下し、先勝した。0—1の5回から登板した最速145キロ右腕・沖政宗が3回1安打無失点でチームの逆転を呼び込み、今季初勝利を挙げた。

 ここまで11戦で7登板のタフネス右腕は「素直にうれしいというのは1つ。まだ1戦目を取っただけ。変化球を中心にツーシームだったり、スライダーを中心に組み立ててもらいました。守備にも助けられ、本当にみんなのおかげで勝利投手になれたのでよかったなと思います」と喜んだ。

 最終学年を迎え、投球フォームに修正を施した。セットポジションで左足を地面から少しだけ浮かせて後方に体をひねり、グラブは左膝の後ろ側に隠す。そこから大きく左手を三塁方向に広げて投げ込んでいく変則フォーム。メジャーリーグで変則フォームを操る右腕として有名なジョニー・クエトをほうふつさせる。

 毎年のように修正を加えるフォームに「毎度、お騒がせしています」と笑う沖。今季の修正については「体をしっかり使えていなかったので、どうやったら力が伝わるか考えた。気づいたらという感じで毎日変えているんですけど、微調整できるところは自分のいいところ。フォームを通して遠心力だったり、今まではコンパクトになっていたところを体いっぱいに使える。体が大きく使えるようなところでボールによく(力)が伝わるようになっているかなと思います」と分析した。

 法大、早大とは3戦、慶大とは4戦を戦いながら、勝ち点まであと1勝届いていない立大。沖は「監督、コーチも自分を使い続けてくれている」と感謝を語る。勝負の2戦目に向け、「本当にチームの勝利のことを考えてやりたい」と頼もしかった。(柳内 遼平)

スポーツニッポン

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