【関西学生野球】近大、6回13人攻撃で京大粉砕 野間は母の日“予告弾”

2024年5月12日(日)14時0分 スポーツニッポン

 ◇関西学生野球春季リーグ第6節2回戦 近大9—3京大(2024年5月12日 甲子園)

 5回まで京大投手陣に1安打に封じられていた近大が6回に打者一巡の13人攻撃で9点を挙げて逆転。勝ち点を3に積み上げて優勝戦線に踏みとどまった。

 母の日の試合で近大ナインはピンクのリストバンドを付けてプレー。6回は一死から3番・野間翔一郎外野手(3年)が右中間に落ちる打球を俊足で二塁打にし、四球と野選で満塁に。6番・谷本颯太内野手(1年)から3連打して逆転するとこの回2度目の打席に立った野間が左翼ポール際に今春1号2ランを運んだ。

 野間は「母の日なので4年生がピンクのリストバンドを揃えてくれた。母からラインがあって『母の日だからホームランをプレゼントするわ』って返したので打てて嬉しい」と会心の笑顔を見せた。逆転の口火となった二塁打も右中間寄りの当たりを足で長打にしたもの。「自分は足が売りなので、高校(大阪桐蔭)の時から常に次の塁を狙うことを教えられている」。プロを目指す3年生は走塁での貢献に胸を張った。

 光元一洋監督は「ウチはしんどい試合ばかり。優勝には負けられない条件の中で勝てたのは良かった」と選手をたたえた。負けられない試合に抜擢したのは大学初先発の増田壮投手(1年)。3回を無得点に抑えた。増田は昨年、履正社のWエースとして春・夏の甲子園に出場したが、もう一人のエース福田幸之介(現中日)より早く聖地のマウンドに戻ってきたことになる。

 「先発はきのうの試合後に言われました。負けられない試合で先発して貢献できたのは良かった」と増田。福田からは前日に連絡があったそうで、共に高め合いながら成長を目指す。光元監督は「甲子園に慣れていると思ったけど、制球が良くなかった。それでもバント処理(2回無死二塁で三塁刺殺)も落ち着いていたし、粘ってくれた」と初先発に合格点を与えた。

スポーツニッポン

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