サウジファンドとの交渉メンバーが決定 タイガー、マキロイ、スコットがそろった“小委員会”って

2024年5月13日(月)15時0分 ALBA Net

サウジ系ファンドとの交渉役となった3人(左からアダム・スコット、タイガー・ウッズ、ローリー・マキロイ)(撮影:GettyImages)

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タイガー・ウッズ(米国)がローリー・マキロイ(北アイルランド)の選手理事会「ポリシーボード」への復帰に反対し、意見対立も伝えられるが、サウジアラビアの政府系ファンドのPIFとの統合を直接交渉する“小委員会”が立ち上げられ、タイガーもマキロイも名を連ねた。


昨年6月に電撃発表されたLIVゴルフを支援するPIF(パブリック・インベストメント・ファンド)との統合の骨組み。当初は2023年12月末までに合意と発表されていたが延期。「4月までには」という言葉も実現せず、いまだ最終合意には至っていない。

その直接交渉をするのがこの“小委員会”で、そのメンバーはウッズ、マキロイと、アダム・スコット(オーストラリア)、そしてPGAツアーのジェイ・モナハン会長。PGAツアーの選手渉外をつとめるジョー・オギルビー(米国)、そしてPGAツアー理事でバレロ・エネルギーのジョー・ゴルダー氏。またPGAツアーに30億ドルの投資を決めたSSG(ストラテジック・スポーツ・グループ)のジョン・ヘンリー氏が入った。

12日、「ウェルズ・ファーゴ選手権」を29位タイで終えたスコットは自身がメンバーに入った“小委員会”について語り、マキロイがポリシーボード復帰にタイガー、パトリック・キャントレー、ジョーダン・スピース(いずれも米国)が反対したと伝えられる中、「我々の中に敵意はない」と、ウッズとマキロイの意見対立を否定。「ローリーは大きな助けになる。タイガーよりも実際に現在プレーをしている選手の代表であり、彼の意見はとても重要だ」とした。

SSGからの投資によってPGAツアーが多額の資金援助が可能なPIFと統合する必要がなくなったとの意見もあるが、「SSGとの契約は最も複雑な取引のひとつ。したがってPIFとの契約も同じくらい複雑なものになるとしか思えない。だからわれわれは忍耐が必要だ」とスコット。「早く解決することを望んでいるが、間違ったことを急ぎたくない」と慎重な姿勢をみせた。今後はこの“小委員会”のメンバーでPIFと直接交渉を行っていくとみられる。(文・武川玲子=米国在住)


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