【阪神】貧打解消の起爆剤になれるか⁉ 22歳の”若虎”に寄せられる期待

2024年5月14日(火)16時30分 ココカラネクスト

井上は現在、12打数4安打で打率.333。12日の試合では1番を任された(C)産経新聞社

 阪神は5月12日のDeNA戦に1-0で勝利、DeNAとの3連戦を勝ち越しで終えて首位に立っている。その立役者のひとりはプロ5年目の22歳・井上広大と言っても差支えないだろう。

【動画】岡田監督の抜擢に応える活躍!井上広大がDeNA戦でタイムリーを放ったシーン

 2軍戦に全25試合に出場しており、打率.344、4本塁打、17打点と好成績を残した井上。10日に1軍昇格を果たすと同日のゲームで、いきなり5番レフトでスタメンに抜擢される。第1打席、第2打席と凡退したが、6回一死一、二塁のチャンスで迎えた第3打席で、サードの宮﨑敏郎を強襲するヒットを放つ。本シーズン初ヒット、初打点となるタイムリーで貴重な追加点をあげる。

 11日の試合で6番ライトで出場した井上は、3回無死一、三塁のチャンスでセンター前ヒットを打って2試合連続の打点をマーク。これに加え、4回にもヒットを放ってマルチ安打を記録した。

 12日は1番ライトでスタメン出場。3回二死から四球で出塁した才木浩人の次の打者として井上が打席に立ち、センター前ヒットを打って一、二塁のチャンスを作る。そして、2番の中野拓夢がタイムリーツーベースを打ち、この試合両チーム唯一の得点をあげることに成功。井上の“つなぎ”がチームに勝利を呼び込んだ。

 打撃面の働きばかりが目立つが、守備でも躍動した井上。12日の試合では1点リードの9回裏2死ランナー無しの状況で宮崎が右中間に鋭い打球を放つ。抜ければ同点のランナーを二塁に置くことになるが、ライトの井上が懸命に打球に追いついてシングルヒットに止める。守備範囲の広さを見せつける印象的なプレーだった。

 1番や5番で起用されるあたり、岡田彰布監督の信頼は非常に高いことが伺え、しばらくはスタメン出場は続くだろう。今後、井上が攻守にわたってチームに勝利をもたらすケースは増えるかもしれない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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