ブーイングも関係なし! 大谷翔平が170キロ右前打&全力疾走で「プレッシャーかける」適時内野安打! チームは延長タイブレイクの末に勝利

2024年5月14日(火)13時59分 ココカラネクスト

大谷が2試合ぶりの先発復帰でマルチ安打を放った(C)Getty Images

 ドジャースの大谷翔平が現地時間5月13日(日本時間14日)、敵地オラクルパークでのジャイアンツ戦に「2番・DH」で出場。腰の張りを訴えて同12日のパドレス戦を欠場した大谷。2試合ぶりの先発復帰を果たし、5打数2安打1打点の成績だった。チームは延長10回タイブレイクの末、6-4で勝利している。

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 この日は、試合前のスタメン発表の時から敵地のファンから大ブーイングを受けた。打席でも同様の洗礼を受けたが、大谷には関係なかった。

 ムーキー・ベッツの先頭打者弾で幕を開けた初回、第1打席は右前打で出塁。打球速度106マイル(約170.5キロ)の強烈な打球を放ち、万全をアピールしていた。

 3回の第2打席は一死一塁で二ゴロに終わって併殺崩れで一塁に残ると、二盗を仕掛けて挟まれてしまい盗塁失敗が記録されたが、一塁手の送球エラーにより三塁まで進んだ。

 5回の第3打席は二死三塁の場面で二塁への適時内野安打でマルチ安打を記録。全力疾走で一塁に駆け抜けると何かを叫んで喜びを表現した。このシーンをドジャース専門メディア『Dodgers Nation』のノア・カムラス記者が自身のXで「二塁へゴロを打ち、二塁手にプレッシャーをかける」と投稿。これで2-3と1点差に迫った。

 6回に同点とした後は、先発の山本由伸が再び勝ち越しを許して3-4。しかし、7回に代打のキケ・ヘルナンデスのソロで4-4の同点となった。

 大谷は7回の第4打席、延長10回の第5打席はともに空振り三振に倒れたが、同点で迎えた延長10回にウィル・スミスの適時二塁打で2点を入れて6-4として、そのまま逃げ切った。

 米メディア『SportsNet LA』がX上に掲載した大谷のインタビューによると、腰の張りで試合を欠場したことについて「昨日のゲーム前からトレーニングで違和感があったので、僕は出られるかなという感じでしたけど、大事をとってという感じでした」と、軽症であることを強調していた。

 前述の『Dodgers Nation』は大谷についてデーブ・ロバーツ監督がコメントした内容を掲載。「私たちは彼が長期的に健康であることを必要としています」と、話していたという。

 大谷はこの日の試合前までの打率.352、OPS1.090はリーグトップの成績で目覚ましい活躍を続けている。同メディアは「ドジャースの打線におけるロバーツ監督の重要性を考えると、オオタニに対して慎重なアプローチをするのは理解できる。ドジャースは7億ドルの投資を守りたいだけでなく、今秋のワールドシリーズ出場の可能性のために彼が健康であることを望んでいる」と記した。

 オラクルパークで初の本塁打を打てば通算25球場目だったが、この日は生まれなかった。明日、右翼場外の海に飛び込む「スプラッシュヒット」に期待だ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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