【ブログ】おかわりしたエンジンにまたトラブル……/F1スペインGP自宅特派員レポート
2018年5月17日(木)12時0分 AUTOSPORT web
ほぼ毎戦連載中のホンマさんの自宅特派員レポート。生活の先行き不安でも日本GPのホテル確保は忘れない。そんなホンマさんのスペインGP編です。
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こんにちは、ホンマです。
以前お話したピロリ菌除去薬投与、やっと終了いたしました。
後は7月の検査結果を待つのみであります。
長い7日間でございました。いや本当に長かった。
投薬中は飲酒厳禁! ちょこっとも、これっぽっちも吞んじゃいけないんですよ、お父さーん。
はじめは「一週間くらい、たいしたことないさ!」と軽く考えていましたが、
2日3日と経つうちに、ビール吞みたいが思考の8割を占めるまでになりましてね……。
「ちょっとぐらいいいんじゃないか?」「いやいやダメよお父さん吞んじゃダメ」と悪いホンマと良いホンマの戦いの日々。
やっと完了した後の、ビールのおいしさたるや! あああ!
……それでですね、前出しておりますが、7月の検査結果がですね。
ピロリ除去しきれず、なんてことになりましたら、また投薬の日々がやってくるんでございますよ。
わたしゃもう、自分を律する自信がありません。
ピロリ菌、どうか全滅していますように。
話変わりますが、ついに日本GPのチケットが発売されましたね!
チケットはまだですが、ホテルはもう押さえてあります。
今年も行く気満々でございますよー!
……と張り切ってはいるのですが、実はホンマさん、10月あたりで無職となりそうで……ええっ。
毎年お休みを捻出するのに苦労しておりましたが、今年は、ななななんと! 休み放題!
わあよかったね。本当によかった。よかった、かな……。
鈴鹿で見かけましたら「ホンマ生きてるかー?」と声かけてくださいね。
たぶん、きっと元気。
さてスペインGP!
なんだか今にも雨が降りそうな、イヤンな天気のカタロニア・サーキット。
スーパーソフトのクソ(失礼)ぶりをみるに、馬チームの雲行きも怪しいときたもんだ。
「どうせメルセデス有利なんでしょ」と鼻ほじるホンマさん。
あきらめたら、そこで試合終了ですよ!
FP3で大クラッシュしたブレンドン・ハートレーさん。
見るも無残なトロロカーに、久しぶりに、ゾッといたしました。
無事でよかった。いや本当に。
これ今回最強のクラッシュじゃ?と思っていたのですが、決勝でさらに上手がいましたね……。
我らがキミ・ライコネンさんもトラブル発生。
ペナルティはなかったけれど、なんとなくお天気とともに不穏な感じ。
フレッシュエンジンでポールだ!
とから元気してみましたが、まあそうはいきませんよねぇ。
予選Q1、曲がらない車力を見せつけたウイリアムズのランス・ストロールさん。
看板引っぺがしなコースアウトの最中に、チーム大爆笑映像を挟む演出は、いかがなものでしょうか。
後、ピエール・ガスリーさんのアウト時に、飛び散った石を掃除するマーシャンルさんたちよ……。
足で一個一個蹴っても、きれいにはなりません。なりませんよ!
今すぐ竹ほうき持って駆けつけたい!
こういうシーンでイライラするのって、日本人だけなんでしょうかね?
Q3ではスーパーソフトのクソ(失礼)ぶりからか、ソフト選択のフェラーリさん家。
短期決戦の場で固い方を選択されるって、ピレリさん的にどうなんでしょうか。
案の定、メルセデスさんがワンツーでございましたよ。
ぐうう、こうなったら明日雨降らせてやるーー!
今! ここでこそ! 雨女の底力を!
と祈りましたが、決勝前に降ってしまったようで。
おかげさまで奇数偶数の差は減りましたが、抜きにくいサーキット・カタロニア。
結局レース中は雨にはお目にかかりませんでした。
まさに降る降る詐欺。雨雲のイケズ。
さて決勝。
カルロス・サインツJr.ファンの黄色が目立っていましたねー。
こんなにルノーのチームウェアが目立つグランプリ、はじめてじゃないですか?
ルノーさんうれしいべなぁ、と我もじんわり。
スペイン国家の後に流れた哀愁漂う曲は、カタロニアの歌ですかね?
ずっと頷きながら聞いているダニエル・リカルドさん、好感度かなりアップです。
聞いてるんだか寝ているんだかわからないライコネンさん、これが平常運転です。
ここは抜きづらいから、スタートが大事よねぇ、と思ってたのに、
グロージャーーーーーーーン!!!
またか、またお前はここに戻ってきてしまったのか……。
パニクッたの?としか思えない通り魔走行。
おかげさまで、ニコ・ヒュルケンベルグさんとガスリーくんが被害者に。
いや無事でよかったけれども、リプレイ見て漏らすレベルの事故ですよ!
あそこでアクセル踏むのはダメだろう……、と悲しい気持ちに。
項垂れている映像が映るけれども、そりゃションボリもするだろうさ。
Mini Romainを作っていた縁があるだけに、嫌いになれない親心。
次こそがんばれよ、としか言いようがありません。
リスタートでふらつくライコネンさん。
「いやそれはね、タイヤの熱入れ真剣にやってないからじゃない?」と言いたい、これまた親心。
だってスイーッと。みんながんばって振ってるのに、キミさんはスイーッとな。
もっと!必死に!振れよと!
あらやだ、わたしが必死になってますな。お恥ずかしい。
そんな中、フェルナンド・アロンソさんがエステバン・オコン君を外側から抜いていきましたよ。
スーパーソフトだと温まりがいいんでしょうかね?
そんなアロンソさんのチーム・マクラーレン。
ホンダウェアを着ているちびっこがクローズアップされていましたね。
こんなところに熱烈なホンダファンが、うふふと喜んでいましたが、マクラーレン(アロンソ)ファンだったんですね。
ここはスペイン、そりゃそうかと、ちょっぴりしょんぼり。
雨降る降る詐欺のせいで、なかなかピットに入れてもらえないライコさん。
ミディアムタイヤのベツ&ボッさんのタイムはいいし、もうそろそろ入れてあげてと思っていたら、
ライコさんの車が、あきらかにおかしい。
ああ……、これは、壊れた、な。
次々と抜かれながらも、なんとかピットには戻りましたが、ここで終了とあいなりまして。
遺憾ながら、わたくしのスペインGPも、これにて終了となりました。
お疲れ様でした。
……さてここからは、床に転がりながらの観戦です。
ピットでオコンカーの右リヤが外れないとき、ナット外し専門の人がいる発言で心が急浮上!
なにその職人技、素敵すぎる。
しかしその後、オコンくん白煙だしてアウト。
「このレース、いったい何台いなくなるんだよ」と、おもむろに床から立ち上がる我。
バーチャルセーフティカー時に、ひとりだけタイヤを変えたセバスチャン・ベッテルさん。
予選時に解説陣は2ストップ主流といっていたけど、いや絶対1ストップでしょう。
ピレリ推奨を誰も信じちゃいないよと思っていたんだけど、……もしかしてフェラーリさん?
ベツさんの、2ストップは「戦略ミスではなく、しょうがなかった」とおっしゃってましたが、
いや、どうだろう……。どうだろう……。
パーツが外れて軽量化に成功したマックス・フェルスタッペンさん。
フロントウィングのダメージも感じさせない走りに、落としたパーツについて考える我。
ねえあれ、もしかして、いらなかったん?
ベツさんに追いつかれることなく、3位表彰台でございます。
そのデブリを踏んでしまったセルジオ・ペレスさん。
後にそのパーツをいつまでも引きずっていることが判明しましたよ。
シャルル・ルクレールくんをなんとか抜けたけれども、増量化、恐るべし。
そのシャルルくん、またも入賞ですか!
すごいなあ。
サバイバルレースだったけれども、まずはきちんと生き残れることが重要なのよね。
スペイン組も7・8位と入賞しているし、スペインの観客さんたちは盛り上がったんだろうなあ、と、
目を細め、遠くを見つめるライコネンファンでありました……。
次はモナコですか。
「行ってみたい」なんて庶民は気軽に口に出せないぜ、モナコーー。
またお会いいたしましょう!
ホンマ ナオコ
おまけ。
なんとなく、イメージはできてきましたかね?