【高校相撲金沢大会】鳥取城北が2年ぶり7度目V 2年生の西村和真が個人&団体の2冠達成

2024年5月20日(月)11時24分 スポーツニッポン

 高校スポーツ最古の歴史を誇る第108回高校相撲金沢大会が19日、全国から66校が参加して石川県金沢市の卯辰山相撲場で開催された。

 3人制の団体戦は、鳥取城北が2年ぶり7度目の優勝を果たした。3月の全国高校選抜大会を制した最強布陣(加藤哀翔、西村和真、ムンフビルグーン)。準々決勝の金沢学院大附属戦以外は予選から決勝まで3—0で勝利する圧倒的な強さを見せた。

 昨年の全国高校総体を制した埼玉栄は、決勝トーナメント2回戦(ベスト16)で和歌山商に敗退。先鋒の齋藤忠剛(3年)が昨年の高校横綱・西出大毅(3年)を首投げで破って先制したが、中堅・田宮愛喜(1年)と大将・鮫島輝(3年)が惜しくも敗れた。

 団体予選で3勝した46人による個人戦は、昨年の全国高校総体準優勝の西村和真(鳥取城北2年)が団体戦に続いて優勝。決勝で鮫島輝(埼玉栄3年)と対戦し、立ち合い当たってすぐに相手の足が流れたところを右小手投げで決めた。団体戦と個人戦の2冠達成は、15年の城山聖羅(金沢市立工)以来。鳥取城北からは11年の木崎信志(現幕内・美ノ海)以来の優勝で、2年生覇者は18年の花田秀虎(和歌山商)以来だった。

 昨年の高校横綱・西出大毅は準々決勝で、今年の世界ジュニア選手権重量級日本代表内定の麻田遥人(和歌山・箕島2年)は準決勝で、それぞれ準優勝の鮫島輝に敗れた。

 ▽団体戦 準々決勝

鳥取城北 2—1 金沢学院大附属(石川)

海洋(新潟) 3—0 専大松戸(千葉)

和歌山商 3—0 高岡向陵(富山)

熊本農 2—1 金沢市立工(石川)

 ▽準決勝

鳥取城北 3—0 海洋

熊本農 2—1 和歌山商

 ▽決勝

鳥取城北 3—0 熊本農

○加藤哀翔 小手投げ 福本涼真 

○西村和真 寄り切り 尾川蓮太 

○ムンフビルグーン 寄り切り 倉岡優太 

 ▽個人戦 準々決勝

鮫島輝(埼玉栄3年) 上手出し投げ 西出大毅(和歌山商3年)

麻田遥人(和歌山・箕島2年) 送り出し 根上航平(神奈川・旭丘2年)

ムンフビルグーン(鳥取城北3年) 寄り倒し ドゥルグーン(神奈川・旭丘3年)

西村和真(鳥取城北2年) 押し出し 高原契斗(神奈川・旭丘3年)

 ▽準決勝

鮫島輝 寄り切り 麻田遥人

西村和真 つり出し ムンフビルグーン

 ▽決勝

西村和真 小手投げ 鮫島輝

スポーツニッポン

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