「状況は悪化している」散々な投球が続く“最強助っ人”バウアーに米メディアは嘆き「母国復帰の妨げになるのは間違いない」

2023年5月21日(日)6時0分 ココカラネクスト

ここ2戦で苦闘が続いているバウアー。その投球内容に悲観的な声が上がっている(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 史上最強の助っ人が不振にあえいでいる。今年3月にDeNAと1年の電撃契約を締結したトレバー・バウアーだ。

 1軍初登板となった5月3日の広島戦で7回(98球)を投げて1失点、9奪三振で来日初勝利を飾った21年のサイ・ヤング賞右腕だったが、続く巨人戦では6回を投げて被安打11、被本塁打3、7失点と炎上。仕切り直しと行きたかった16日の広島戦で2回(69球)を投げ、被安打8、7失点とふたたび降板を余儀なくされた。

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 内容も散々だ。奪三振の多さで他投手と差をつけるバウアーらしく奪三振率は10.80と上々のスタッツを残しているものの、防御率は8.40、WHIPは1.84。さらに被打率.388、被長打率.701とことごとく捉えられている感が否めない。

 21年6月に判明した女性への暴行疑惑で制限リスト入りし、約2年も実戦から遠のいていた影響は少なからずあるだろう。さらに舞台は初挑戦となる日本球界。なおさら適応に苦戦を強いられているのは想像に難くない。

 米球界で注目を集めてきた大物だけに、苦戦続きの現状には辛辣な声も上がっている。米老舗誌『Sports Illustrated』の運営する野球専門サイト『SB Nation』は「元サイ・ヤング賞投手の日本での状況は悪化している。現時点での成績は非常に厳しいと言わざるを得ない」とバッサリと切った。

「調整のためにマイナーチーム(2軍)に落とされている彼は、すぐにメジャーチームに戻ってくるだろう。だがしかし、個人の性格に加えて出場停止処分の経緯などから、MLB球団がバウアーをふたたび獲得しようとするかはそもそも不透明だ。しかし、いまの結果が、本人サイドが目論んでいるとみられている母国復帰の妨げになるのは間違いないだろう」

 16日の広島戦後に「本当に、本当に不運だった」と冷静に振り返ったバウアー。はたして、ここから“史上最強助っ人”の矜持を示せるだろうか。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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