【セリエA/ヤングスター列伝⑧】幼少期から注目を浴びた逸材…“まるでベテラン”なエンポリの19歳MF

2019年5月22日(水)20時19分 サッカーキング

19歳ながらベテラン選手のようなプレーを見せるトラオレ [写真]=Getty Images

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 今シーズン活躍した若手選手を全10回に分けて取り上げる「セリエA版ヤングスター特集企画」。第8回は、エンポリで台頭した19歳のMFハメド・ジュニオール・トラオレを紹介する。

名前:ハメド・ジュニオール・トラオレ(Hamed Junior Traorè)
所属:エンポリ
国籍:コートジボワール
誕生日:2000年2月16日
年齢:19歳
身長/体重:184cm/77kg
主なポジション:セントラルミッドフィルダー
リーグ成績:31試合出場1ゴール2アシスト

 幼少期にコートジボワールから家族でイタリアに移り住んだ移民の子。エミーリャ・ロマーニャ州のビッビアーノのアマチュアクラブ、ボカ・バルコでプレーしていた当時から多くのプロクラブの注目を集め、2015年にエンポリに引き抜かれた。ユース世代の登竜門、ヴィアレッジョ・トーナメントの2017年大会で脚光を浴びると、その年の10月に17歳でプロデビュー。10月8日に開催されたセリエBのフォッジャ戦に出場し、そのシーズンは10試合でプレーした。

 セリエA初挑戦となった今シーズンはこれまで31試合に出場し、セントラルミッドフィルダーとして堂々たる姿を披露。4月20日のSPAL戦では味方選手のポストプレーを巧みに使いながら、2列目からの飛び出しでセリエA初ゴールをマークした。

 両足を遜色なく使いこなし、ゲームを組み立てる中でスペースがあればドリブルでも仕掛ける。さらには、針の穴に糸を通すようなスルーパスを供給するなど、ベテランプレーヤーのような動きを随所で見せている。

 今冬の移籍市場ではエンポリと同じトスカーナ州の強豪フィオレンティーナが保有権を獲得する運びとなったが、シーズン中にすべてのメディカルチェックを終えることが困難となり、正式契約はこの夏に延期となった。

文=佐藤徳和/Norikazu Sato

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