2年目の小林光希が首位キープ  同郷で憧れの藤本麻子に初Vの報告を

2024年5月25日(土)10時0分 ALBA Net

首位タイで週末を迎える小林光希(撮影:藤井孝太郎)

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<リゾートトラストレディス 2日目◇24日◇関西ゴルフ倶楽部(兵庫県)◇ 6545ヤード・パー72>

22歳の快進撃が止まらない。初日は「67」をマークし、ツアー14試合目で初めて立った首位の座をがっちりキープする5バーディ・1ボギーの「68」。トータル9アンダーに伸ばした小林光希は「初日よりショットが安定し、たくさんチャンスにつけられて、たくさんバーディが取れました」と満足そうにほほ笑んだ。


QTランク30位の資格で初めてツアーに本格参戦する今季は開幕戦から前週まで12試合すべてに出場し、「アクサレディス宮崎」で6位タイ、「フジサンケイレディス」は最終日を自己ベストの「66」で回り、2位に入った。最近2試合は連続で予選落ちとなったが、予定外の“休日”となった先週末は岡山県津山市の自宅に久しぶりに帰ることができた。

全国各地を転戦する初めてのツアー生活。2カ月ぶり以上となる自宅で過ごす時間は何よりの充電となった。「やっぱり自宅は落ち着きます。ゆっくりできました」。束の間のオフを利用し、行きたかった場所もある。向かった先は、ジュニア時代から親交がある同じ津山市出身の憧れの先輩、藤本麻子の父・信吾さんが経営するゴルフ練習場だった。

この日はそこの常連さんら10人ほどがお隣の兵庫県の会場に駆けつけ、熱烈応援にグータッチなどで応えた。

スコアを1つ伸ばして前半を折り返し、後半は残り105ヤードの2打目をピンそば2.5メートルにつけた15番パー4など3バーディ。「すごく上出来です」と声が弾んだが、上がり3ホールは2.5〜3メートルのチャンスを続けて外しただけに「もうちょっといけたかな。ちょっと残念」と悔しさもにじませた。

首位から2打差のトータル7アンダーまでに10人がひしめく混戦のV争い。2022年に3度目の挑戦でプロテストに合格したときに涙を流して喜んでくれた藤本にうれしい報告をするためにも、最後までトップの座は譲れない。「3日目も伸ばせたらいいな。今はそのくらいしか考えていません」。無欲の先に歓喜の瞬間が待っている。(文・臼杵孝志)


<ゴルフ情報ALBA Net>

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