気温上昇予報のスーパーGT第3戦鈴鹿。編集担当スタッフがガチ予想するGT500ウイナー&ポールポジション

2022年5月27日(金)17時50分 AUTOSPORT web

 5月28〜29日に鈴鹿サーキットで開催される2022年スーパーGT第3戦鈴鹿GT500クラスの予選ポールポジション(PP)とウイナーを、オートスポーツweb編集スタッフがズバリ予想。搬入日は快晴に恵まれ、5月と思えないほどの暑さを感じます。予選/決勝日も気温がかなり上昇する予報で、気温や路面コンディションが読めませんが、そんなときこそ長年の経験と勘が役に立つ(はず)。個人的な希望を極力排しつつ(たぶん)、走る前からガチで当てに行きます!


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カワノ(GT現場経験3年目。たぶん若手と呼ばれる部類)のウイナー予想


◎本命:#3 CRAFTSPORTS MOTUL Z
〇対抗:#37 KeePer TOM’S GR Supra
△大穴:#64 Modulo NSX-GT


PP予想:#64 Modulo NSX-GT


 鈴鹿サーキットで開催された過去3戦(2020年第3戦&第6戦、2021年第3戦)の記録を見ると、ニスモの23号車が3連勝。ということで、23号車MOTUL AUTECH Zを本命に挙げたいところですが、鈴鹿で鍵となるのはサクセスウエイト(SW)の存在です。SWの搭載量がタイムに大きく影響する鈴鹿ですから、23号車のSWが30kgに対し、同じくニスモがメンテナンスをする3号車が12kgと少なめ。そのため、今回は3号車を本命に挙げたいと思います。前戦のアクシデントからどのような復活を果たすのか、その姿には走り出しとなる28日の公式練習から注目です。


 対抗は、今季いまだノーポイント=SW0kgの37号車です。シリーズタイトル争いを繰り広げる上でも、もう落とせる余裕はありません。軽さも味方につけ、必勝体制で挑むことになりそうです。ドライバーふたりの表情にも注目ですね。そして、大穴&PP予想で挙げた64号車の存在が個人的には一番気になっております。


 鈴鹿で開催された過去3戦中2戦(2020年第3戦、2021年第3戦)でPPを獲得しており、残る1戦(2020年第6戦)もフロントロウ2番手と、近年鈴鹿の予選では64号車が突出して好成績を残しています。しかし、決勝では表彰台獲得もありません。ただ、ノーポイント=SW0kgで挑む今年は“三度目の正直”となるポール・トゥ・ウインがあるのではと考えております。


●ゴトー(GT現場経験2年目。オートスポーツweb最年少組20代スタッフ)のウイナー予想


◎本命:#37 KeePer TOM’S GR Supra
〇対抗:#3 CRAFTSPORTS MOTUL Z
△大穴:#24 リアライズコーポレーション ADVAN Z


PP予想:#16 Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT


 今回は300kmという距離で行われるスーパーGT第3戦鈴鹿ですが、現地は真夏とまではいきませんがかなり暑いです。予選日と決勝日も気温が上がることが予想され、決勝が行われる日曜日は今のところ最高気温32度という予報! その情報を踏まえての今回のウイナー予想ですが、鈴鹿サーキットといえばニッサン勢、そして気温が高いレースで活躍するのがミシュランタイヤです。


 順当にいけば例年の鈴鹿どおりニッサン+ミシュランの3号車、23号車が決勝でも上に来るでしょう。ですが、その予想をそのまましても面白くありませんので、前戦富士で惜しくも優勝を逃し、今回もウエイト0kgの37号車を今回も“推し”にしたいと思います。


 対抗には富士で大きなアクシデントに見舞われましたが、復活を喫した3号車をニッサン+ミシュラン枠で入れ、大穴には、気温が高いレースで速さをみせるヨコハマタイヤの24号車を挙げます。ポールはダンロップタイヤ装着マシンが獲得すると予想し、16号車と64号車で迷いましたが、ふたりの若さに期待して16号車にしました。


●みずの(GT取材デビューから、かれこれ14年目。若者に負けないようにガンバリマス)のウイナー予想 ※前回PP&ウイナー的中


◎本命:#23 MOTUL AUTECH Z
〇対抗:#37 KeePer TOM’S GR Supra
△大穴:#100 STANLEY NSX-GT


PP予想:#3 CRAFTSPORTS MOTUL Z


 今回の鈴鹿、これまでの実績とサクセスウエイトを考慮すると37号車KeePer TOM’S GR Supraが大本命で、対抗は前回の第2戦で好調ぶりを見せた3号車CRAFTSPORTS MOTUL Zと見ます。優勝争いとは別に、GT-R時代にこの鈴鹿で強さを誇ったニッサン勢が、Zになってこれまで得意だった鈴鹿でどのようなパフォーマンスを見せることができるのか。


 前回の富士ではストレートの速さが強烈でしたが、もしこの鈴鹿でも高いパフォーマンスを見せるようなら、シーズンのこれからを考えるとチャンピオンシップにかなりアドバンテージが出てきます。髙ダウンフォースが必要な鈴鹿で、GT-RよりもドラッグレスのZがどんな走りを見せてくれるのでしょうか。


 一方、GRスープラ勢にとっては、この鈴鹿は昨年からパフォーマンスアップに取り組んできたサーキットで、こちらも是が非でもいい走りを見せたいところ。37号車、36号車au TOM’S GR Supraのトムス勢に、今季好調の38号車ZENT CERUMO GR Supraも上位を狙えそうですが、優勝予想は23号車のMOTUL AUTECH Z。GT-R時代の鈴鹿での髙データをZに召還して、決勝で大逆転というストーリーでいかがでしょうか。同じく鈴鹿の決勝で無類の強さを見せる100号車STANLEY NSX-GTも、もしかしたら。

2022スーパーGT第3戦鈴鹿 CRAFTSPORTS MOTUL Zに乗り込む高星明誠

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