5月月間MVPに最も近いのは「オフの主役」?パ・投手部門に急浮上する左腕の名前

2023年6月1日(木)6時0分 ココカラネクスト

与四球が極端に少ないことでも評価されている加藤(C)CoCoKARAnext

 初の受賞なるか。

 毎月、最も活躍した投手・打者に贈られる「大樹生命月間MVP賞」。

 これまで、球界を代表する数多くの選手らが受賞してきた栄誉ある賞に、5月の月間MVPパ・リーグ投手部門で有力候補となっているのが、日本ハムの加藤貴之投手だ。

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 今季、自身初となる開幕投手を務めた加藤は、開幕戦を含む3.4月こそ5試合に登板し1勝2敗、防御率3.68だったが、5月に入ると尻上がりに調子を上げてきた。

 5日の登板では勝ち星こそ付かなかったものの、7回を投げ自責点0。続く13日の登板では今季初となる完封勝利(無四球)で2勝目を挙げると、翌週の19日の試合では中5日の登板で8回無失点の3勝目、25日には2週連続中5日となる登板にも関わらず6回1失点の好投で4勝目を挙げた。

 5月の月間成績は4試合に先発し3勝負けなし、防御率は0.30と文句なしともいえる成績を残した。

 今やチームのエースとして投手陣を支えている加藤は、25日の試合で6回降板時に「中継ぎ陣に迷惑をかける」と、建山義紀投手コーチも「初めてあんなに駄々をこねられました」というほどの強い「降板拒否」を示し、より長い回を投げたい意志を示すなど、エースとしての自覚も芽生えている。

 加藤といえば4月に国内FA権を取得。制球良く投げる左腕は多くの球団で不足しているとあって仮に権利を行使すれば、今オフの主役となりうるとも見られている。果たして、加藤は自身初となる月間MVPに輝くのか、今後のシーズンも引き続き、快進撃を期待したいところだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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