立浪中日に逆襲の兆し?チームを勢いづける「ロマン砲」の存在

2023年6月2日(金)13時45分 ココカラネクスト

 中日は1日のソフトバンク戦(ペイペイドーム)に6−5と勝利。これで3カード連続勝ち越しを決めるなど、一時の低迷を脱しつつある。

 シーソーゲームとなった展開の中、殊勲打を放ったのは高橋周平だった。

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 この日は守備から途中出場すると、8回二死一塁の好機に津森宥紀の直球を捉えて、左中間に勝ち越し二塁打をマーク。今季は若手積極起用の方針で苦しい立場となっているが、与えられた場所でしっかり結果を残してみせた。

 また3カード連続勝ち越しと状態を上げてきたチームでは「立浪チルドレン」の躍動が目立つ。

 この日の試合ではドラフト7位ルーキーの福永裕基がプロ2号のアーチを含め、2安打2打点をあげた。ほかにもチームを勢いづけているのは、21年ドラ1のブライト健太外野手にもある。

 30日のソフトバンク戦でプロ初スタメンを果たすと、いきなりプロ初適時打、初打点、初猛打賞をマークと大暴れ。続く31日の同カードでも2安打3打点を叩き出し、1日の3戦目も1安打をマークと好調をキープしている。高い身体能力で知られ、21年ドラフトでは立浪監督の考えもあり、一本釣りされたことで注目を集めた。

 オフに血の入れ替えを進め、昨年までのラインアップとはがらりと替わり、若手の積極起用でチームの浮上を狙う立浪監督の手法が少しずつ芽を出しつつある。

 元々投手力は安定しているとあって、打線が活気づけば、さらに上位も狙える。今後の戦いも楽しみになってきた。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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