オリックス2年目19歳ドラ3・斎藤響介 巨人斬りプロ初勝利!10代G戦勝利は由伸、宮城以来球団3人目

2024年6月8日(土)17時23分 スポーツニッポン

 ◇交流戦 オリックス5—0巨人(2024年6月8日 東京D)

 オリックスの22年ドラフト3位・斎藤響介投手(19)が8日、巨人戦(オリックス)で今季4度目の先発登板。5回86球を投げわずか1安打無失点の快投で待望のプロ初勝利を挙げた。

 プロ1勝へ、初回から独特のフォームから切れのある球を投げ込んだ。3回まで、大城卓に許した右前打1本だけと最高の立ち上がりを見せた19歳。4回には先頭の吉川に四球、続く岡本和には死球を与え、この日初めてのピンチを背負う。しかし、無死一、二塁で迎えた5番・坂本を外角への147キロ直球で空振り三振に仕留めると、続く立岡は左飛、大城卓を空振り三振に斬って取り無失点で切り抜けた。

 5回も巨人打線をこの日3度目となる3者凡退に打ち取った。中嶋監督は6回から継投を決断。斎藤は5回86球1安打無失点の快投でプロ初勝利を中継ぎ陣に託した。

 打線は初回に西川が2戦連続となる先制打を放つと、頓宮が4回と8回にそれぞれ2点を叩き出すなど計4打点。中継ぎ陣も井口、富山、古田島、山田が得点を許さなかった。古田島はこれでデビューから19試合連続無失点。投打がかみ合いチームは今季初の4連勝となった。

 斎藤は19歳6カ月での巨人戦勝利。10代での巨人戦勝利は過去7人で、チームでは18年の山本由伸、21年の宮城大弥に次ぐ3人目となった。

 ▼斎藤 (ヒーローインタビュー)うれしい気持ちが一番です。最初は凄く緊張していたんですけど、少しずつ緊張が和らいできて、いいピッチングができたと思います。(ベンチでは)変に考えずにいようと思っていたんですけど、やっぱいろいろと感じました。(ウイニングボールは)家族に渡したいなと思います。次も勝ち投手になれるように頑張りたいと思います。

 ◇斎藤 響介(さいとう・きょうすけ)2004年(平16)11月18日生まれ、岩手県出身の19歳。小3から野球を始め、滝沢中では軟式野球部。盛岡中央では1年夏からベンチ入りし、3年夏は岩手大会準優勝で甲子園出場なし。22年ドラフト3位でオリックス入団。昨年9月26日の西武戦でプロ初登板初先発し4回無失点。1メートル77、72キロ。右投げ右打ち。

スポーツニッポン

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