【巨人】オコエ昇格即結果で評価を高める「二軍首脳の名前」

2023年6月9日(金)12時23分 ココカラネクスト

再昇格を果たしたオコエはマルチ安打と存在感を示した(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 巨人は8日のオリックス戦(京セラドーム)に延長戦の末に6−0と勝利。0ー0のまま迎えた10回に代打で出た丸佳浩が豪快な満塁弾で試合を決めてみせた。チームは2連勝、カード勝ち越しで交流戦首位タイに浮上した。

 10回二死満塁で迎えた好機に代打で打席に入った丸は本田仁海のスライダーを捉え、バックスクリーンへ。この打席前まで13打席連続無安打だったところを不安一掃のグランドスラムとなった。丸の一撃に続いて、ウォーカーにも2ランが飛び出し、ダメ押し。終わってみれば日本一王者のオリックスに勝ち越しと最高の形となった。

【動画】値千金のグランドスラム!延長10回二死満塁から丸が放った満塁弾のシーン

 また、この日から再昇格となったオコエ瑠偉も存在感を示した。1軍再昇格となったオコエは「9番・中堅」で先発出場を果たすと、5回二死無走者の場面で山岡泰輔から右中間フェンス直撃の二塁打を放つと、8回先頭の打席でも2番手の阿部翔太から中前打をマーク。昇格後即マルチ安打を記録し、状態の良さをアピールした。この奮闘ぶりには原監督も「いい風を吹かせてくれましたね」と評価した。

 開幕戦で「1番・左翼」を務め、チームに新風をもたらしたオコエも出場機会が限られることで5月8日に登録抹消。約1か月と比較的短期間で再昇格できた裏には、二岡智宏二軍監督の力添えも大きかったとされる。オコエも打撃修正に関して感謝のコメントを伝えているが、ほかにも球界内では二岡二軍監督の「指導力」に注目が高まっている事例がある。

 現在打率・333、ブレイク中のプロ3年目、秋広優人を独り立ちさせたのも同監督の功績によるものが大きいと見られている。周囲からは長打ばかりが求められ悩みが深かったロマン砲に対し今春、「自由に打ってみろ」とあえて指導から解き放ち、自身で打撃とじっくり向き合う時間を与えたことが、今回の覚醒につながった要因の一つに挙げられている。

 現在ファームではドラフト2位ルーキーの萩尾匡也も打率・370でイースタン・リーグ首位打者となっている。現役時代はクリーンアップを務めるなど主力打者でもあった二岡監督は独立リーグの監督なども経たことで選手に寄り添った指導には定評がある。

 チームはこれで交流戦首位タイに浮上。新戦力もミックスされ、さらに上昇気流をとらえられるか。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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