中上貴晶「思い通りにプッシュすることができなかった」/第6戦イタリアGP2日目
2023年6月11日（日）11時36分 AUTOSPORT web
6月10日、2023年MotoGP第6戦イタリアGP MotoGPクラスの予選がイタリアのムジェロ・サーキットで行われ、中上貴晶（LCRホンダ・イデミツ）は16番手を獲得し、スプリントレースは17位で終えている。
初日のP2で転倒を喫していた中上は、最後にタイムアップを図れず、初日総合18番手で終え、予選Q1からのアタックとなった。フロントにミディアム、リヤにソフトタイヤを履いてアタックを行った中上は、ラストアタックで自己ベストを上回る1分45秒860をマークする。しかし、トップのアレックス・マルケス（グレシーニ・レーシングMotoGP）に0.629秒及ばず、6番手にとどまり16番グリッドが確定した。
午後のスプリントレースは、3周目に差し掛かる頃に雨が落ち始めてレッドクロスが振られる難しい天候の下で行われた。中上はフロントにハード、リヤにソフトタイヤで挑み、ポジションをキープしてスタートを切った。
早々に前を走るミケーレ・ピロ（Aruba.itレーシング）を交わして15番手にポジションを上げるが、そのあと中盤から終盤にかけてライバル勢のオーバーテイクに苦戦しながら、最後は17位でチェッカーとなった。
スプリントレースではなかなか前に出られず、中上にとってフラストレーションをためる厳しい戦いとなってしまった。日曜日に行われる決勝レースでは、雪辱を果たすべく、準備を進めていく。
■LCRホンダ・イデミツ
中上貴晶（予選：16番手、スプリントレース：17位）
「今日はいいフィーリングが得られず、思い通りにプッシュすることができませんでした。明日も厳しい戦いになると思うので、今日のデータをしっかり分析して対策したいです」
