スーパーGT第3戦鈴鹿のGT500結果確定にNDDP島田監督がコメント。控訴手続きを行わず

2023年6月12日(月)14時38分 AUTOSPORT web

 6月12日、鈴鹿サーキットは6月3〜4日に開催されたスーパーGT第3戦『SUZUKA GT 450km RACE』の決勝レースに関する正式結果表を発表した。この結果掲載後、ニスモはホームページ内にレースレポートを掲載したが、この中でNDDP RACINGの島田次郎監督の名で、コメントが掲載された。


 450kmで争われたスーパーGT第3戦鈴鹿は、ブルテンによってレース中に義務づけられていた2回のピットストップを行っていなかったNiterra MOTUL Zが赤旗終了時にトップでレースを終えており、その後Niterra MOTUL Zの優勝とする暫定結果が出されていたものの、10チームからの抗議により暫定結果が改訂。その後、Niterra MOTUL Zを走らせるNDDP RACINGから控訴を行う意志が書面で提出されたため、決勝結果は控訴結果の確定まで留保されていた。


 そんななか、6月12日に決勝結果が確定し正式結果が発表され、暫定結果の改訂版のとおりWedsSport ADVAN GR Supraの優勝、au TOM’S GR Supraが2位、MARELLI IMPUL Zが3位となり、「競技結果に60秒加算(2023 GTAブルテンNo.028-S 4.「決勝レース中に2回の給油を行わなかった」)決勝レースが赤旗中断・中止により2回の給油義務が行えなかった為、ピットイン+給油相当時間を60秒とした」とするペナルティが課されたNiterra MOTUL Zは4位となった。


 この結果をうけて発表されたニスモのレースレポート(https://www.nismo.co.jp/motorsports/SUPERGT/2023/rd3_500.html)のなかで、NDDP RACINGの島田監督は「今回、レギュレーションに明文化されていないルールによってペナルティの裁定を受けたことについて疑義があったため抗議したのですが、却下されましたので、控訴の意思を示しました」と控訴の理由を記している。


「『競技はルールに従って判定をすべき』という基本原則を守っていただきたいとの意思表示をすべきと考えたからです。その後、競技関係者との再協議の結果、今後の規則の明確化を約束されたため、正式な控訴手続きを行わないことにいたしました」


 実際に控訴がされた場合はもう少し結果確定に時間がかかるところではあったが、最終的にNDDP RACINGが控訴手続きを行わなかったことで、比較的早期の決着をみたということだろう。とはいえ、多くの関係者が指摘していることと同様、赤旗終了時の給油義務消化に対して、島田監督の言う「今後の規則の明確化」はシリーズ全体にとって喫緊の課題でもあるだろう。

2023スーパーGT第3戦鈴鹿 Niterra MOTUL Z

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