【ブンデスリーガ/ヤングスター列伝⑩】18シーズンぶりの衝撃…絶対王者へ見舞ったハットトリック

2019年6月13日(木)7時30分 サッカーキング

[写真]=Getty Images

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 2018−19シーズンに活躍した若手選手を全10回に分けて取り上げる「ブンデスリーガ版ヤングスター特集企画」。最終回は衝撃の“三発”で一躍名を馳せたドディ・ルケバキオを紹介する。

[プロフィール]
ドディ・ルケバキオ(Dodi LUKEBAKIO)
生年月日:1997年9月24日(21歳)
出身地:アッセ(ベルギー)
所属:デュッセルドルフ ※ワトフォードからのレンタル
ポジション:ウイング、CF
背番号:20
利き足:左足
A代表歴:未招集

 ルカ・ヨヴィッチの1試合5ゴールに匹敵する離れ業をやってのけたのが、昇格組のデュッセルドルフでブレイクしたベルギーの新星だ。敵地アリアンツ・アレーナが舞台だった第13節のバイエルン戦でハットトリックを決めたのだ。バイエルンから3ゴールを奪ったのは元シャルケのエッベ・サンド以来、実に18シーズンぶりの快挙となった。

 もちろん“一発屋”ではない。第8節のフランクフルト戦ではアリエン・ロッベンを想起させるカットインからのシュートで一矢を報い、第16節のドルトムント戦では先制点を挙げ、当時無敗の首位チームに初黒星をつける立役者となった。4つのPKを含むとはいえ、参戦1年目のブンデスリーガでチーム最多タイの10ゴールは称賛に値する。

 やや持ちすぎる嫌いはあるが、多彩でトリッキーなフェイントと自慢のスピードを駆使したドリブルも一級品だ。ビルト紙によれば、レンタル元のワトフォードには放出の意思があり、売却額を2500万ユーロに設定しているようだ。デュッセルドルフが支払える額ではなく、ボルシアMGやシャルケが新天地候補として取り沙汰されている。





文=遠藤孝輔

サッカーキング

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