交流戦失速の阪神も収穫アリ?球界OB「前川が使えることがわかった」

2023年6月22日(木)16時45分 ココカラネクスト

リーグ戦再開後も前川の出番は続くのか。岡田監督の采配に注目だ(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 交流戦で調子を崩すチームは毎年出てくるが、今年は阪神がそうなってしまった。交流戦前は2位DeNAと6ゲーム差だったが、交流戦終了後は2.5ゲーム差まで迫らている。

【関連記事】「見るたびに安定している」交流戦で台頭した阪神若武者のバッティングを球団OBが絶賛!「高卒2年目とは思えない」

 交流戦期間中はリリーフ陣が振るわず、湯浅京己や浜地真澄、及川雅貴など実績のあるリリーフ投手が二軍降格。打撃陣も佐藤輝明やノイジーといった中心選手がスタメンを外れる試合も少なくなく、投打ともに交流戦前の勢いは失われた。

 あまり振るわなかった今年の交流戦ではあるが、その反面収穫もあった。現役時代に大洋(現DeNA)で活躍した高木豊氏は自身のYouTubeチャンネルで、交流戦明けの阪神の戦い方を予想している。高木氏は「まずは抑え。交流戦で4つぐらい落とすような形になった」「慣れない球場をたくさん使ったということもあって失策が増えてる」と指摘。交流戦中に浮き彫りになった問題点を挙げ、「ここから一進一退が続く」と5月のように簡単に勝ちを拾える試合は少なくなるとした。

 ただ、打撃陣の話題に移ると「前川が交流戦で使えるということがわかった。(打てば)勢いが出る」とコメント。交流戦中に出場機会を増やし、右投手が先発の際はほぼほぼスタメンを獲得した前川右京の名前を出す。前川は現在打率.256、出塁率.326と高卒2年目としては十分な活躍を見せている。そのため、前川をライトで積極的に起用することを勧め、「センターは近本。レフトはノイジーか森下にする」「前川が疲れてきたと思ったら、森下をライト、ノイジーを(レフトで)使うとか。(島田海吏を入れた)3〜4人で(回していく)」と話した。

 阪神のライトは森下翔太や島田海吏など様々な選手が出場するシーンが目立ったが、今後は前川を優先しながらの外野手の起用が見られるかもしれない。なかなか頭一つ抜ける選手が現れなかった外野手争いに待望の逸材が登場したことで、阪神の戦い方がどのように変わるのか見ものだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

ココカラネクスト

「交流戦」をもっと詳しく

タグ

「交流戦」のニュース

「交流戦」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ