女性スキャンダルの西武・山川穂高が「放出一択」ではない理由 注目集める現在のチーム状況との「相関性」

2023年6月22日(木)11時30分 ココカラネクスト

今春のWBCにも侍ジャパンの一員として出場した山川(C)CoCoKARAnext

 西武ホールディングス(HD)の定時株主総会が21日、埼玉県所沢市内で開かれ、株主の間から知人の女性への強制性交容疑で書類送検された西武の主力選手・山川穂高について、厳しい意見が出た。

 質疑応答の場では株主の一人から「超有名になったおごりも出たと思うのですが、起訴、不起訴にかかわらず、解雇を考えてもいいのでは」と球団の姿勢を問うシーンも。一方、最近は低迷するチームにおいて得点力が落ちているとあって「早く復帰してくれるのを望んでいる」と相反する声もほかの株主からは上がったという。

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 西武の奥村剛球団社長は「ファンの皆様にご心配とご迷惑をおかけしており、誠に申し訳ありません」と謝罪した上で今後の対応については「検察庁の判断、関係各所のご意見を伺った上で、適切に対処したい」とした。

 ほかにも「チームロン毛」として知られる、高橋光成今井達也の両投手に関しても「非常に見苦しい。スポーツ選手としてどうかなと思う点がある」と苦言が呈される場面も。一部選手が長髪でプレーしていることや身だしなみについての厳しい意見もあり、この点に関しても奥村球団社長は「貴重なご意見ですので、球団として建設的にやってまいりたい」と話したという。

 今春のWBCにも出場した山川は昨年11月、東京都港区のホテルで20代の知人女性に対し性的な暴行を加えたとして、5月に文春オンラインが報じていた。その後、登録抹消、警視庁から書類送検されている。

 山川の処遇に関しては、不起訴となれば、現役続行の可能性は残されるも、今回起こした事件でイメージ低下は免れない。この日の株主総会で株主からも厳しい意見が出たように、西武残留はいばらの道となっている。

 一方ではこの日、一部株主から意見が出たように低迷するチーム状況において、山川の打棒を求める声もある。現在西武は借金13を抱え、最下位とあえぐ。5月の山川の登録抹消から得点力不足は深刻となっており、チーム得点は64試合を経過し、リーグワーストの179と数字にもしっかり現れている。

 23日から再開するリーグ戦ではベテラン、中村剛也の復帰が決まるなどチーム整備を進めるも、昨オフに球界屈指の「打てる捕手」森友哉がFAでオリックスに移籍など、そもそもの得点力が落ちていることもあり、山川の復帰が求められている側面もあるようだ。

 ただ、これだけ大きな出来事となった以上、球団も検察からの判断を待って、山川に対しては何らかの処罰を与えることも想定されている。いずれにせよ、「山川案件」をめぐってはフロントも難しいかじ取りを強いられそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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