DeNAとの首位攻防戦 阪神OBは「どんどん走っていくと」とバウアー攻略法を提言

2023年6月22日(木)15時17分 ココカラネクスト

阪神打線がバウアーにどう対抗するのか見ものだ(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 阪神は交流戦7勝10敗1分けと負け越した一方、交流戦優勝を決めたDeNAは11勝7敗と好調だった。明暗を分けたセ・リーグ上位2チームのゲーム差は、交流戦前は6ゲーム差だったが2.5ゲーム差まで接近。そして、レギュラーシーズン再開となる“開幕戦”でいきなり両チームはぶつかる。DeNAが3連勝すれば、順位がひっくり返る天王山。阪神としては3連敗は是が非でも避けなければならず、最低でも勝ち越しで終えたいところだ。

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 前半戦の山場となる3連戦の鍵はどこにあるのか。現役時代に阪神の名ショートとして活躍した鳥谷敬氏が、『ytv阪神応援チャンネル「トラトラタイガース」』でコメントした。まず交流戦で阪神が調子を落とした要因として、「抑え投手が決まらないことによって、その前を誰が投げるのかわからない、というところで後ろから逆算して考えられなくなった」「湯浅投手が打たれたりしたことによって、『じゃあ誰が抑えるのか、その前に誰が行くのか』っていうのが、今までのカチッと決まってる時と状況が変わってきた」と説明。

 炎上が続いた守護神・湯浅京己に代わり、8回を任されていた岩崎優が9回を投げる機会が多くなった。その結果、8回を担う投手が曖昧になってしまい、リリーフ陣としても心身ともに準備が難しくなり、交流戦中のリリーフ陣の防御率4.47という数字につながってしまったようだ。

 次にDeNAと3連戦の3戦目に登板が予想されているバウアーの攻略法について解説する。鳥谷氏は「ストライクゾーンじゃない球も振ってしまうぐらいストレートも速い。あとはナックルカーブがバッターとしては邪魔になる」とバウアーの特徴を話す。そのうえで「塁に出てナックルカーブを減らすために、どんどん走っていくっていうのが大切」と提言。積極的に盗塁を仕掛けられた場合、遅いナックルカーブは投げづらくなり、狙い球が絞りやすくなる。打者対投手の1対1にするのではなく、ランナーも含めた数人対1に持ち込めば打ち崩せるかもしれない。

 バウアーは5月上旬こそノックアウトされるケースが珍しくなかったが、徐々に調子を取り戻して6月は3戦3勝。防御率1.50と期待通りの結果を残している。だからこそ、真正面からぶつからずに小技を絡めて崩す必要がある。近本光司や中野拓夢など足の速い選手が出塁できるかが、勝敗を分けるポイントになりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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