レアル・マドリード、“ワン・クラブ・マン”のナチョと1年間の契約延長! 来季より主将に就任

2023年6月22日(木)20時37分 サッカーキング

ナチョは来季よりレアル・マドリードのキャプテンに就任する [写真]= Icon Sport via Getty Images

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 レアル・マドリードは22日、スペイン代表DFナチョ・フェルナンデスとの契約延長を発表した。

 レアル・マドリードが誇る“ワン・クラブ・マン”が、来季も白いユニフォームを身に纏うことが決まった。ナチョとレアル・マドリードの契約は2023年夏で満了を迎えることから、去就に大きな注目が集まることに。一時は退団可能性が高いと報じられたものの、最終的には残留を決断。元フランス代表FWカリム・ベンゼマがサウジアラビアのアル・イテハドに移籍したため、新シーズンからはクラブのキャプテンを務めることとなる。

 ナチョは1990年1月18日生まれの現在33歳。11歳でレアル・マドリードの育成組織に入団すると、その後は順調にステップアップを続け、2010−11シーズンのラ・リーガ第33節バレンシア戦でトップチームデビューを飾った。絶対的な主力に君臨したシーズンこそ少なかったものの、最終ラインの全ポジションを高水準でこなす安定感を武器に、レアル・マドリードの貴重なバックアッパーに君臨。3度のラ・リーガ制覇や、チャンピオンズリーグ(CL)3連覇を含む5度の優勝を経験している。

 また、2013年9月にはスペイン代表デビューも飾っている。FIFAワールドカップロシア2018のメンバーにも名を連ねており、グループB開幕戦のポルトガル代表戦では芸術的なハーフボレーを叩き込んでいた。これまでにスペイン代表では24試合の出場で1ゴールを挙げている。

 2022−23シーズンは公式戦通算44試合の出場で1ゴールを記録。うち16試合が途中からの出場となっていたこともあり、絶対的な定位置は確保できていなかった。しかし、最終ラインに負傷者が相次いだ今年1月以降はスタメンでのプレー機会が増加。カルロ・アンチェロッティ監督からの信頼も厚く、スペインメディア『マルカ』によると最終的には同監督との話し合いが決断を後押ししたという。今月11日にはUEFAネーションズリーグ(UNL)・ファイナルズを戦うスペイン代表に合流している中、『TVE』のインタビューにて去就に関する質問を受け、「様々なクラブからオファーが届いたが、レアル・マドリードであと1年プレーし続けることを決めた」と発言。スペイン代表としてUNL制覇を経験し、改めてクラブより公式発表が届けられた。

 なお、レアル・マドリードは21日付で元ドイツ代表MFトニ・クロースとの契約延長も発表している。頼れるベテラン2名が新シーズンもクラブに残ることが決まっていた。

 ナチョにとって、新シーズンは育成組織時代から数えてレアル・マドリードで過ごす23年目のシーズンとなる。これまでにレアル・マドリードで公式戦通算319試合に出場してきた“ワン・クラブ・マン”が、来季も愛するクラブでキャリアを続けることとなった。


【動画】ナチョがレアル・マドリードで歩んできた軌跡

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