マンC、“万能型DF”グヴァルディオールと個人合意か…ライプツィヒは157億円以上を要求？

　マンチェスター・Cが、ライプツィヒ所属のクロアチア代表DFヨシュコ・グヴァルディオール獲得に向けて前進しているようだ。24日、移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏が伝えている。

　2022−23シーズンのプレミアリーグ、FAカップ、チャンピオンズリーグ（CL）を制覇し、イングランド勢24年ぶりのトレブル（主要タイトル3冠）という偉業を成し遂げたマンチェスター・C。就任7年目のジョゼップ・グアルディオラ監督の下で、無類の強さを見せつけた同クラブはすでに来シーズンの戦いに目を向けており、獲得候補の選定や選手との交渉を進めている。

　既にチェルシー所属のクロアチア代表MFマテオ・コヴァチッチとの交渉は大詰めを迎え、加入が決定的な状況に。また、アーセナルなど複数クラブが熱烈な関心を寄せる“今夏の人気銘柄”ウェストハム所属のイングランド代表MFデクラン・ライスの獲得に乗り出す可能性があるとも報じられている。そんな中、スペイン代表DFアイメリク・ラポルテの退団が噂されていることもあり、クラブは最終ラインの補強にも着手。グアルディオラ監督が能力を高く評価するグヴァルディオールの獲得に向けて、個人交渉に臨んでいることが明らかになっていた。

　ロマーノ氏によると、既にマンチェスター・Cはグヴァルディオール本人と個人的な条件で合意に達した模様。ライプツィヒとのクラブ間交渉は残されているものの、21歳の“万能型DF”との契約締結に向けて一歩前進したようだ。なお、グヴァルディオールとの現行契約を2027年夏まで残しているライプツィヒは、最終ラインの主軸を担う同選手の残留を熱望。1億ユーロ（約157億円）以下での売却は容認しないとロマーノ氏は指摘している。

　強さと速さ、巧さを兼ね備え、主戦場とするセンターバック（CB）だけでなく、サイドバック（SB）でのプレーも可能なグヴァルディオール。果たして、今夏に“欧州王者”マンチェスター・Cに加入することになるのだろうか。今後の動向に大きな注目が集まる。