「今後も中長期的にタイのモータースポーツ発展に貢献を」スーパーGTタイ戦は今後も継続へ

2018年7月1日(日)16時11分 AUTOSPORT web

 6月30日、スーパーGT第4戦タイが開催されているチャン・インターナショナル・サーキットで、スーパーGTをプロモートするGTアソシエイションの坂東正明代表と、チャン・インターナショナル・サーキットのネウィン・チドチョブ代表が記者会見に臨み、今後もスーパーGTを継続して開催したい意向を示した。


 2014年にサーキットのこけら落としイベントとしてスーパーGTが開催されて以来、今年で5年目になるチャン・インターナショナル・サーキットでのスーパーGT開催。今季はフル参戦するPANTHER Team Thailand、スポット参戦のest cola by AAS Motorsportと2チームのタイチームがこのレースに参戦しており、多くのファンが観戦に訪れている。また、サーキットでは今季MotoGPが初開催される予定など、タイのモータースポーツの中心として発展を続けている。


 そんな5年間のスーパーGT開催について、チドチョブ代表は「今回5年目のスーパーGT開催になるが、チャン・インターナショナル・サーキットは日本のスーパーGTとともに生まれたようなもの。スーパーGTはタイの中で初めてインターナショナルなレースとして開催され、この5年でタイの中で、世界のモータースポーツの大切さをタイ政府も理解してくれたと思う」と開催の意義について語った。


「5年間でタイのモータースポーツの競技人口も増え、タイの中でのクルマ、モータースポーツのイベントも増えてきたと思う。チャン・インターナショナル・サーキットとスーパーGTがきっかけで、ここまで来たと思っている」


 また、チドチョブ代表はタイの観光局や運動局もスーパーGT開催に対し協力的で、今後は日本でもタイを訪れるファンのためにイベントを開催したいという意向も示すなど、モータースポーツを通じた日本とタイの交流の拠点として今後も発展したい考えを語った。


 一方坂東代表は、「シリーズ戦の一戦として、いつものレースと同様にここブリーラムで開催できることを非常に嬉しく思っています。今回で5年目になりますが、基本的に継続の形でチャン・インターナショナル・サーキットと話をしています」と来季以降もタイで開催したい考えを語った。


「我々のスーパーGTがチャン・インターナショナル・サーキットとともに歩んできた道のりがこの5年間であり、今後の中長期に向けても、タイのモータースポーツの発展、我々のグローバル化もチャン・インターナショナル・サーキットとともに進め、アジアのモータースポーツを作っていきたいと思っています」


「確実に経済効果も、政治的にもそれなりの評価、実績を挙げている。これをもとに中長期にわたって、我々もプロモーターとして発展していきたい」


 チャン・インターナショナル・サーキットとの契約は来季まで結ばれているが、坂東代表とチドチョブ代表の友好的な雰囲気を見ると、その後もタイでの開催は継続されていく可能性は高そうだ。


 ちなみに、チドチョブ代表はサーキットの横にあるチャン・アリーナに本拠をもつ、タイの強豪サッカーチームであるブリーラム・ユナイテッドFCのオーナーでもあるが、「日本からの関係者の皆さん、ファンの皆さんが多く訪れているが、ワールドカップのことも気にしているでしょう」と現在開催中のFIFAワールドカップについても触れた。


「日本の皆さんにレースを楽しんで欲しいと思っていますし、同じアジアの仲間、代表として、日本代表にもぜひ頑張って欲しいと思っている」

ピットアウトするCRAFTSPORTS MOTUL GT-R


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