チェルシー、3位浮上のチャンス逃す…ウェストハムとのダービーに逆転負け

2020年7月2日(木)7時24分 サッカーキング

ウェストハムとチェルシーが対戦した [写真]=Getty Images

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 プレミアリーグ第32節が1日に行われ、16位ウェストハムと4位チェルシーが対戦した。

 直前に行われた第32節で勝ち点差「1」の3位レスターがエヴァートンに敗れたため、勝てば単独3位に浮上するチェルシー。お披露目されたばかりの新ユニフォームを着用して、“ロンドン・ダービー”に臨んだ。

 先にネットを揺らしたのは、ホームのウェストハムだった。コーナーキックの流れからトマーシュ・ソウチェクが押し込んだ。しかし、相手GKケパ・アリサバラガの前に立っていたマイケル・アントニオがVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)によってオフサイドおよび得点に関与していたと判定されたため、ゴールは取り消された。

 すると41分、チェルシーはクリスティアン・プリシッチがエリア内でイッサ・ディオプに倒されPK獲得。これをウィリアンがしっかりと沈め、先制に成功した。しかしながら、チェルシーのリードは長く続かず。ウェストハムは前半アディショナルタイム2分、コーナーキックから再びソウチェクがネットを揺らす。ジャロッド・ボーウェンからの山なりのクロスに対し、相手DFセサル・アスピリクエタを高さで圧倒して頭で合わせた。

 試合を振り出しに戻して後半を迎えたウェストハムは、51分に逆転する。後方から細かくパスを繋いで徐々に敵陣深い位置まで押し込むと、最後はボーウェンのグラウンダーでの折り返しに対し、アントニオがダイレクトで合わせた。対するチェルシーも72分、ウィリアンが直接フリーキックを沈めて同点に追いつく。

 チェルシーはその後も前線に人数をかけて勝ち越しの機会をうかがっていたが、それが仇となって89分に3失点目を奪われる。2センターバックだけが自陣に残っていたところでウェストハムのカウンターを許すと、アンドレアス・クリステンセンが前に釣り出されてアントニオと入れ替わられる。アントニオのスルーパスから抜け出したアンドリー・ヤルモレンコに対してはアントニオ・リュディガーも食らいついたが、最後には振り切られてネットを揺らされた。

 試合はこのまま終了し、ウェストハムは再開後初白星、チェルシーは再開後初黒星となった。チェルシーは3位浮上のチャンスを逸しただけでなく、5位マンチェスター・Uと6位ウルヴァーハンプトンとの勝ち点差も「2」に縮められている。一方、ウェストハムは降格権の18位アストン・ヴィラとの勝ち点差を「3」に広げた。次節、ウェストハムは5日にFW武藤嘉紀が所属するニューカッスルと、チェルシーは4日にワトフォードと対戦する。

【スコア】
ウェストハム 3−2 チェルシー

【得点者】
0−1 42分 ウィリアン(チェルシー)
1−1 45+2分 トマーシュ・ソウチェク(ウェストハム)
2−1 51分 マイケル・アントニオ(ウェストハム)
2−2 72分 ウィリアン(チェルシー)
3−2 89分 アンドリー・ヤルモレンコ(ウェストハム)

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