巨人・石川慎吾、ロッテ小沼健太 電撃トレード成立に「頑張ってほしい」と好感の声広がる「舞台裏」

2023年7月3日(月)17時30分 ココカラネクスト

積極補強を続ける原監督中田(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 巨人の石川慎吾外野手(30)とロッテの小沼健太投手(25)のトレードが成立したことが3日、両球団から発表された。リリーフ強化を目指す巨人と、パンチ力のある右の外野手を求めるロッテの思惑が一致した形だ。

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 石川は、2011年のドラフト3位で日本ハムに入団。その後、16年オフに大田泰示、公文克彦との交換トレードで巨人に移籍。ファンからは「ダイナマイト・シンゴ」の愛称で知られ、勝負強い打撃が売りの右の外野手も12年目を迎えた今季は1軍での出場はなし。2軍では47試合に出場し、4本塁打、打率・358と数字を残していた。

 一方チームでは外野手枠ではプロ3年目の秋広優人が急成長。現役ドラフトでオコエ瑠偉、広島から長野久義も戻り、新外国人のブリンソンも含め、激戦区となっていた。

 ロッテへの移籍が決まった石川は巨人を通じ「ジャイアンツの7年間は本当に濃い時間でした」と振り返りながら、「チームメートと離れるのは寂しいですが、それは今日までにして、明日からはチャンスをいただいた千葉ロッテマリーンズの期待に応えられるように精一杯頑張ります」とコメントした。

 一方の小沼は常時150キロ超えの直球と空振りの取れるフォークが武器。昨季は、イースタン・リーグで優秀選手賞を受賞しており、守護神・大勢が登録抹消となったことでスクランブル態勢となっているブルペン強化を図る狙いがあるとされる。

 また巨人にとっては5月17日に成立した広岡大志とオリックス・鈴木康平との交換トレード以来第2弾のトレードとなったが、一報が流れると両球団ファンから「頑張ってほしい!」と新天地での活躍を願う声がSNS上に続々と上がっている。

 最近では現役ドラフトを含め、チームにフィットしてない選手に関してはほかのチーム含め、働き場所を確保していくという流れが一般的になっており、今回のトレードもその流れをくむもの。

 先に巨人からオリックスに移籍した広岡もユーティリティプレーヤーとして重宝されており、その意味でも両球団にとって有益な移籍となることが期待されている。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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