SBK第9戦レース1:カワサキのレイが今季9勝目。2位争いはデイビスに軍配

2018年7月8日(日)6時39分 AUTOSPORT web

 スーパーバイク世界選手権(SBK)第9戦リビエラ・ディ・リミニラウンドは、イタリアのリミニにあるミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリで決勝レース1を行ない、ジョナサン・レイ(カワサキ)が優勝した。


 初日に行なわれた3回のフリー走行で総合トップに立ったのはロレンツォ・サバドーリ(アプリリア)。フリー走行総合11番手のライダーによって争われるスーパーポール1(SP1)でトップに立ったマイケル・ファン・デル・マーク(ヤマハ)、2番手のジョルディ・トーレス(MVアグスタ)のふたりを加えた12名で、気温27度、路面温度39度のドライコンディションでスーパーポール2(SP2)は争われた。


 SP2でまずファステストラップを記録したのはレイ。レイは開始3分すぎに1分34秒467を記録してトップに立ち、1回目のアタックを終える。


 2回目のアタックが始まると、残り2分を切ったところでユージン・ラバティ(アプリリア)が1分34秒441とファステストを更新してトップに立つが、レイもすぐにファステストを更新する1分33秒673を記録して逆転する。


 ところが最後のアタックに出ていたトム・サイクス(カワサキ)が1分33秒640を記録してレイのタイムを上回り、トップでセッションを終了。サイクスが今シーズン4回目のポールポジションを獲得した。


 2番手に1分33秒673でレイ、3番手に1分34秒281でラバティが続き、フロントロウを獲得。SP1トップでSP2に進出したファン・デル・マーク(ヤマハ)は1分34秒605で11番手となった。


 レース1は気温28度、路面温度46度のドライコンディションで争われた。2番グリッドから好スタートを切ったレイは、スタート直後にポールポジションスタートのサイクスを交わしてトップに浮上。5周目には2番手以下に約1秒のリードを築くと、その後もトップを独走する。


 レース中盤、レイは約2秒前後にリードを広げると、一度もトップの座を譲ることなく、今シーズン9勝目を記録した。


 サイクスは4周目まで2番手をキープしたが、5周目にユージン・ラバティ(アプリリア)がサイクスを交わして2番手に浮上。ラバティもそこから15周目まで2番手をキープしたものの、16周目の最終コーナー立ち上がりではらみ、直後につけていたチャズ・デイビス(ドゥカティ)がラバティを交わして2番手に浮上、ラバティの追撃を振り切って、2位に入賞。ラバティは前戦アメリカラウンドのレース2に続いて3位表彰台を獲得した。


 11番グリッドから好スタートを決め、2周目には6番手に浮上していたマイケル・ファン・デル・マーク(ヤマハ)が、中盤の13周目にサイクスを交わして4番手に浮上、そのまま4位でチェッカーを受けた。サイクスは5位に終わる。


 ホームレースのマイケル・リナルディ(ドゥカティ)は18周を回ってピットイン。3周遅れの17位に終わり、アレックス・ロウズ(ヤマハ)は6周目の8コーナーで転倒、再スタートを切ったものの、10周目の2コーナーで2度目の転倒を喫してリタイア。


 ヨニー・エルナンデス(カワサキ)は4周目の5コーナーで転倒しリタイア、ロリス・バズ(BMW)はスタート直後の2コーナーで転倒、再スタートしたものの、ピットに戻ってリタイアに終わった。


 以下、SBK第9戦レース1の順位結果。


■SBK第9戦ミサノ 決勝レース1順位結果






























































































































































Pos.No.RiderTeam/MachineGap
11J.レイカワサキ・レーシング・チーム(カワサキ ZX-10RR)21 Laps
27C.デイビスAruba.it レーシング-ドゥカティ(ドゥカティ Panigale R)2.791
350E.ラバティミルウォーキー・アプリリア(アプリリア RSV4 RF)3.700
460M.ファン・デル・マークパタ・ヤマハ・オフィシャル・ワールドSBKチーム(ヤマハ YZF-R1)4.921
566T.サイクスカワサキ・レーシングチーム・ワールドSBK(カワサキ ZX-10RR)6.713
612X.フォレズバーニーレーシングチーム(ドゥカティ Panigale R)11.065
733M.メランドリAruba.it レーシング-ドゥカティ(ドゥカティ Panigale R)12.375
832L.サバドーリミルウォーキー・アプリリア(アプリリア RSV4 RF)12.995
92L.キャミアレッドブル・ホンダ・ワールド・スーパーバイクチーム(ホンダ CBR1000RR)13.840
1036L.メルカドオレラック・レーシングVerdNatura(Kawasaki ZX-10RR)32.317
1154T.ラズガットリオグルカワサキ・プッシェティ・レーシング(カワサキ ZX-10RR)36.316
1294N. カネパヤマハ・モーター・ヨーロッパ(ヤマハ YZF-R1)37.665
1340R.ラモスチームカワサキ・ゴー・イレブン(カワサキ ZX-10RR)39.466
1445J.ガニュレッドブル・ホンダ・ワールド・スーパーバイクチーム(ホンダ CBR1000RR)39.896
1524A.アンドレオッチガンダリニ・レーシング(ヤマハ YZF-R1)48.461
1699P.ジェイコブセントリプルMホンダ・ワールド・スーパーバイク・チーム(ホンダ CBR1000RR)54.364
1721M.リナルディAruba.it レーシング-ジュニア・チーム(ドゥカティ Panigale R)3 Laps
1881J.トーレスMVアスグタ・レパルト・コルセ(MVアグスタ1000 F4)4 Laps
22A.ロウズパタ・ヤマハ・オフィシャルWSBKチーム(ヤマハ YZF R1)12 Laps(リタイア)
68Y.エルナンデスチーム・ペデルチーニ・レーシング(カワサキ ZX-10RR)18 Laps(リタイア)
76L.バズガルフ・アルテアBMWレーシング・チーム(BMW S1000RR)20 Laps(リタイア)


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