7月7日から9日にかけて、イタリア北部のミラノ郊外に位置するモンツァ・サーキットにてWEC世界耐久選手権第5戦『モンツァ6時間レース』が行われた。真夏日となった日曜の決勝レースではTOYOTA GAZOO Racingの7号車トヨタGR010ハイブリッド(マイク・コンウェイ/小林可夢偉/ホセ-マリア・ロペス組)が総合優勝を飾り、開幕戦セブリング、第3戦スパに続くシーズン3勝目をマークした。
一方、母国凱旋レースとなったフェラーリは50号車フェラーリ499Pが優勝に一歩及ばずの2位。ル・マンを制した51号車は5位でレースを終えている。
1年前のWECモンツァでシリーズデビューを飾ったプジョー9X8は今大会注目の1台となり、レース序盤にはトップを快走する速さを見せた。姉妹車94号車はメカニカルトラブルによって後退したが、93号車は3位でチェッカーを受け、プジョー・トタルエナジーズに初めてのハイパーカークラス表彰台をもたらした。
今大会もう一台の注目マシンとなったのはLMGTEアマクラスを戦う33号車シボレー・コルベットC8.Rだった。コルベット・レーシングが走らせるアメ車はこれまでの4戦で1位、1位、2位、1位という圧倒的な強さ見せてきた。このモンツァでの成績によっては、早くもシリーズタイトルを獲得する状況だったが、果たしてそれをクリアしてみせたベン・キーティング/ニコラス・バローネ/ニッキー・キャツバーグ組は4位でチェッカーを受け、カテゴリー最後のチャンピオンとなっている。
■2023年FIAハイパーカー世界耐久ドライバー選手権(トップ5)
Pos. |
Driver |
Points |
---|
1 |
B.ハートレー/平川亮/S.ブエミ |
115 |
2 |
J-M.ロペス/小林可夢偉/M.コンウェイ |
92 |
3 |
A.ピエール・グイディ/A.ジョビナッツィ/J.カラド |
92 |
4 |
A.フォコ/M.モリーナ/N.ニールセン |
85 |
5 |
A.リン/E.バンバー/R.ウエストブルック |
71 |
■2023年FIAハイパーカー世界耐久マニュファクチャラー選手権
Pos. |
Manufacturer |
Points |
---|
1 |
トヨタ |
152 |
2 |
フェラーリ |
126 |
3 |
キャデラック |
72 |
4 |
ポルシェ |
66 |
5 |
プジョー |
50 |
6 |
グリッケンハウス |
36 |
7 |
ヴァンウォール |
6 |
■2023年FIAエンデュランス・トロフィーLMP2ドライバー(トップ5)
Pos. |
Driver |
Points |
---|
1 |
L.デレトラズ/R.クビサ/R.アンドラーデ |
110 |
2 |
A.コスタ/F.シェーラー/J.スミエコウスキー |
100 |
3 |
F.ルビン/P.ハンソン |
82 |
4 |
J.ピアソン/O.ジャービス |
73 |
5 |
C.ミレッシ/J.カナル/M.バキシビエール |
64 |
■2023年FIAエンデュランス・トロフィーLMP2チーム(トップ5)
Pos. |
Team |
Points |
---|
1 |
チームWRT(#41) |
110 |
2 |
インターユーロポル・コンペティション |
100 |
3 |
ユナイテッド・オートスポーツ(#22) |
82 |
4 |
ユナイテッド・オートスポーツ(#23) |
73 |
5 |
アルピーヌ・エルフ・チーム(#36) |
64 |
■2023年FIAエンデュランス・トロフィーLMGTEアマ・ドライバー(トップ5)
Pos. |
Driver |
Points |
---|
1 |
B.キーティング/N.キャツバーグ/N.バローネ |
145 |
2 |
M.ガッティン/R.フレイ/S.ボビー |
67 |
3 |
A.アル・ハーシー/C.イーストウッド/M.ディナン |
65 |
4 |
C.リード/J.アンドラウアー/M.ペデルセン |
60 |
5 |
B.バーカー/M.ウェインライト/R.ペーラ |
54 |
■2023年FIAエンデュランス・トロフィーLMGTEアマ・チーム(トップ5)
Pos. |
Team |
Points |
---|
1 |
コルベット・レーシング |
145 |
2 |
アイアン・デイムス |
67 |
3 |
ORT・バイ・TF |
65 |
4 |
デンプシー・プロトン・レーシング |
60 |
5 |
GRレーシング |
54 |