MotoGP:中上、ポール獲得経験もあるドイツGPは、タイムがかなり接近するため「チャンスがある」

2018年7月13日(金)12時30分 AUTOSPORT web

 前半戦折り返しのグランプリとなるMotoGP第9戦ドイツGPに向け、LCRホンダ・イデミツの中上貴晶が、意気込みを語った。


 中上は第6戦イタリアGP以降ポイント獲得を逃し続け、ここ数戦苦戦を強いられている。前戦オランダGPではリヤタイヤのグリップ不足に苦しみ、13番グリッドスタートから19位フィニッシュに終わった。予選では、第7戦カタルーニャGPのようにQ2進出を果たすなど好走を見せるが、決勝レースではいまひとつ波に乗れていない感がある。


 ドイツGPで中上は表彰台獲得こそないものの、Moto2参戦時代の2016年には予選でポールポジションを獲得している。中上自身も「過去2年のMoto2でもいい走りをできていたので、好きなコース」だと語っており、このザクセンリンクで復調の鍵を握りたいところだろう。


「レイアウトはかなり特徴的でトップスピードが決め手になるコースではなく、ラップタイムはかなり接近すると思うので、きっと僕たちにもチャンスがあると思います。コース全体の90パーセントが左コーナーで右コーナーは10パーセント程度で、右側のフィーリングをつかむことが難しいため、しっかりとセットアップを煮詰めていくことが重要です」


「僕のライディングスタイルに合ったコースだと思っていますが、金曜の走り出しからしっかりとセットアップを積み上げ、土曜のフリー走行3回目では予選の好順位をねらえる状態に仕上げたいです」


 このドイツグランプリでシーズンも折り返し。8月第1週目に開催される第10戦チェコGPまで、MotoGPはサマーブレイクに入る。中上は7月末に開催される鈴鹿8時間耐久ロードレースのテスト参加のために日本とヨーロッパを往復しており、ハードなスケジュールをこなしているが、ここが踏ん張りどころ。いい形でMotoGPの前半戦を終え、シーズン後半につなげたい。


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