新ユニット“DDC”誕生か…C・ロナウド加入のユーヴェ、新布陣はどうなる?

2018年7月13日(金)18時58分 サッカーキング

D・コスタ、ディバラ、C・ロナウドの“DDCトリオ”が形成される…? [写真]=Getty Images

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 クリスティアーノ・ロナウドの加入で話題を集めるイタリア王者ユヴェントス。セリエA8連覇という偉業、そして23年ぶりのチャンピオンズリーグ優勝という悲願達成に向け、この上ない戦力の確保に成功した。

 そこで注目が集まるのが、マッシミリアーノ・アッレグリ監督の手腕だ。強烈な力と個性を持ったC・ロナウドが加わった今シーズン、指揮官はどんなシステムをベースに戦うのだろうか。

 今後も選手の獲得・放出があるだろうということは承知のうえで、2018−19シーズンのユヴェントスの布陣を予想してみた。

 まずは現段階(7月13日時点)で加入した新戦力を整理すると、C・ロナウドのほか、イタリア代表GKマッティア・ペリン、ポルトガル代表DFジョアン・カンセロ、イタリア人DFマッティア・カルダラ、ドイツ代表MFエムレ・ジャンを獲得。一方、元イタリア代表GKジャンルイジ・ブッフォン、スイス代表DFシュテファン・リヒトシュタイナー、ドイツ代表DFベネディクト・ヘーヴェデス、ガーナ代表MFクワドォー・アサモアがチームを去った。

 過去の傾向から見る限り、アッレグリ監督は新加入選手をいきなり中心に据えるのではなく、徐々にプレー時間を増やしながらフィットさせ、シーズン中盤から終盤にかけてピークを持っていくスタイルを好んでいる。とは言えC・ロナウドはやはり例外で、開幕前から彼中心のチーム作りに着手するのではないかと考えられる。またGKペリンもプレシーズンでポーランド代表GKヴォイチェフ・シュチェスニー以上のパフォーマンスを発揮することができれば、いきなり正守護神の座を掴むことができるかもしれない。

 最終ラインは右からイタリア代表DFマッティア・デ・シリオ、モロッコ代表DFメディ・ベナティア、イタリア代表DFジョルジョ・キエッリーニ、ブラジル代表DFアレックス・サンドロの4人をベースに戦いながら、右サイドバックのカンセロ、センターバックのカルダラを上手く組み込んでいく形になると予想。退団が噂されるイタリア代表DFダニエレ・ルガーニが残留した場合は、ベナティアとレギュラーを争うことになる。

 中盤から前はシステムによってメンバーが大きく変わってくるため、フォーメーションごとに予想を立ててみる。

「4−3−3」



 1番ハマりそうなのは「4−3−3」ではないだろうか。逆三角形の中盤底にボスニア・ヘルツェゴヴィナ代表MFミラレム・ピアニッチ、インサイドハーフにドイツ代表MFサミ・ケディラとフランス代表MFブレーズ・マテュイディが並び、3トップは右にアルゼンチン代表FWパウロ・ディバラ、左にブラジル代表FWドウグラス・コスタ、中央にC・ロナウド。システムが機能すればこの攻撃ユニットは“DDCトリオ”として話題になるだろう。もちろん、中盤では新鮮力のジャンや若いウルグアイ代表MFロドリゴ・ベンタンクールらが、前線ではコロンビア代表MFフアン・クアドラードやクロアチア代表FWマリオ・マンジュキッチらがレギュラーの座を争う。

「4−2−3−1」



 昨シーズン最も多く採用された「4−2−3−1」を継続するのであれば、ピアニッチとマテュイディ、あるいはケディラがボランチを組み、右にD・コスタ、左にマンジュキッチ、トップ下にディバラ、最前線にC・ロナウドが入る形になりそうだ。退団が濃厚とみられるアルゼンチン代表FWゴンサロ・イグアインは、チームに留まるのであればC・ロナウドとのポジション争いを強いられることとなるだろう。

「4−4−2」



 そのほかのオプションとしては「4−4−2」も試してみる価値はあるかもしれない。中盤は右からクアドラード、ピアニッチ、マテュイディ(ケディラ)、D・コスタを並べ、ディバラ、あるいはマンジュキッチとC・ロナウドがツートップを組む形だ。

「3−5−2」「3−4−2−1」




 そしてもう一つ考えられるのが3バックだ。レオナルド・ボヌッチが抜けた昨シーズンはほとんど採用しなかったシステムだが、アタランタで3バックの中央を務めていたカルダラが加入したことで、同選手が早々にフィットすれば有効なオプションとなり得るかもしれない。その場合は「3−5−2」と「3−4−2−1」が考えられ、前者であればディバラ、あるいはマンジュキッチとC・ロナウドがツートップ、後者であればディバラとD・コスタがシャドーの位置に入り、C・ロナウドがワントップを務める形が理想か。

 様々な予想を並べてみたが、これらはあくまでも現時点のメンバーで考えられる起用法だ。今後のマーケットでさらなる戦力の獲得、あるいは主力選手の売却が行われる可能性もあり、今夏はユヴェントスの動向から目が離せそうにない。

サッカーキング

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