「幼い頃からアーセナルのファンだった」新加入のティンバーが意気込み!「どのポジションでも…」

2023年7月15日(土)1時31分 サッカーキング

アーセナル加入が正式決定したティンバー [写真]=Arsenal FC via Getty Images

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 アヤックスからアーセナルへの完全移籍加入が決まったオランダ代表DFユリエン・ティンバーが、新天地での意気込みを語った。アーセナルのクラブ公式HPが14日に伝えている。

 ティンバーに関してはかねてより今夏のマーケットでのアーセナル入りが確実視されていたが、14日にクラブより正式に加入が発表された。イギリスメディア『スカイスポーツ』によると、契約期間は2028年夏までの5年契約で、移籍金はボーナスを含めると総額3800万ポンド(約69億円)に上るという。背番号は「12」に決まり、アーセナルにとってはドイツ代表FWカイ・ハフェルツに続く今夏2人目の新戦力となった。

 加入に際し、ティンバーは昔からアーセナルが好きだったことを明かした。その理由について「兄弟がいたからだよ。彼らがアーセナルのファンで、僕も彼らの影響でアーセナルの試合を見るのが大好きになったんだ」と説明すると、「アーセナルは多くの偉大な選手たちを揃えていたしね。チーム全体のプレーもスタイルも素晴らしかった。そんなアーセナルが大好きだった」と早くもクラブへの愛情を表現。かつて活躍した選手たちの中で憧れていた選手も明かしている。

「幼い頃からアーセナルのファンだったけど、間違いなく兄たちの存在が大きいね。ロビン・ファン・ペルシやティエリ・アンリを見るのが好きだった。特にこの2人が僕のお気に入りの選手だったんだ」

 現在22歳ながら、ティンバーはアヤックスの最終ラインにおいて欠かせない存在に君臨していた。2020−21シーズンからセンターバックや右サイドバックを主戦場として出場機会を増やし、翌2021−22シーズンは公式戦43試合の出場で3ゴール2アシストを記録。アヤックスのエールディヴィジ連覇に大きく貢献した。2022−23シーズンも公式戦47試合のピッチに立つなど、不動の存在としてチームを支え続けてきた。「アヤックスからここに来た選手たちは何人かいるけど、近年ではそれほど多くないよね。だから、アヤックスの選手としてアーセナルに加入するのは特別なことだと思う」と率直な心境を明かしたティンバーは、アーセナルの新シーズンに向けて大きな期待を抱いている。

「僕は本当にワクワクしている。特に今は、このクラブの一員になることができたのだからね。ここで出会った多くの人々が本当に親切で、真の意味でビッグクラブだということが伝わってきた。この美しいクラブでプレーできることに興奮しているし、シーズン開幕が待ちきれないよ。もちろん、スタジアムでファンの皆さんにお会いするのも非常に楽しみだ」

 アヤックスでの2022−23シーズンはセンターバックでの出場がメインだったが、それまでのシーズンには右サイドバックでプレーした経験もあり、既に通算15試合に出場しているオランダ代表でも右サイドを任されたことがある。「センターバックでも、右サイドバックでも、時には中盤でもプレーできるのは、ラッキーなことだしチームにとってプラスだと思う」と話すティンバーは「どのポジションでもクオリティを維持しなければならない」とユーティリティプレイヤーとしての覚悟を口にしている。「アーセナルとアヤックスのスタイルには共通点もあるし、僕は後ろからのプレーに慣れ親しんできた」と自信ものぞかせた。


【動画】アルテタ監督に迎え入れられるティンバー

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