FW武藤嘉紀が6月度のJ1月間MVPに選出! 監督賞はG大阪を立て直したポヤトス氏が受賞

2023年7月18日(火)17時32分 サッカーキング

6月度のJ1月間MVPに輝いたFW武藤嘉紀 [写真]=兼子愼一郎

写真を拡大

 Jリーグは18日、6月度の「2023明治安田生命Jリーグ KONAMI月間MVP」、「2023明治安田生命JリーグKONAMI月間ベストゴール」、「月間優秀監督賞」を発表した。

 J1リーグの月間MVPは、ヴィッセル神戸に所属するFW武藤嘉紀が受賞した。クラブ史上初となるJ1リーグ優勝を目指すヴィッセル神戸の背番号『11』は、6月のリーグ戦2試合に出場し2得点2アシストの活躍。5月度の月間MVPを受賞したFW大迫勇也とともに攻撃を牽引し、横浜F・マリノスと名古屋グランパスとの三つ巴の優勝争いを繰り広げている。Jリーグ選考委員会の槙野智章委員は「先月から引き続き、得点とアシストという結果でチームをけん引。アシストではリーグ1位(7/8現在)。ハードワークを続けており、神戸の好調要因の大きなひとつ。ウイングのポジションでゴールから遠い位置だがアシストだけでなく得点も取れている」と絶賛した。

 武藤は受賞に際し、「6月度の月間MVPを受賞できて、とてもうれしく思います。アシストもゴールもチームメイトがいないとできないですし、この受賞もチームのみんながあってこそのことなので、本当にみんなに感謝しています。受賞自体は全く予想していなかったので、自分が受賞と聞いたときは驚きました。チームとしては、大迫選手が前月に受賞をしており、それに続けたのでこの点もうれしかったです。チームとしても個人としても大事なのは、自分たちが最後にどの順位にいるかということなので、引き続き良いプレーをしてチームを引っ張っていきたいと思います」とより邁進していく姿勢を示している。

 J2リーグでは、FC町田ゼルビアに所属するFWエリキが自身2度目の月間MVPに輝いた。黒田剛監督の下でインテンシティの高いサッカーを展開し、J2リーグで独走体制に入りつつある同クラブの得点源が、6月の4試合で4得点4アシストを記録したエリキだ。佐藤寿人委員は、同選手について「4ゴール4アシストを達成。チーム総得点の8ゴール全てを導いた活躍は群を抜いていた。ゴールの可能性があまりないシーンでも得点を奪い切った。シーズン序盤ではなくエリキ選手対策が取られている時期のこの数字は素晴らしい」とストライカーという“同族目線”から評価を下した。

 エリキは受賞に際し、「6月のKONAMI月間MVPに選んでいただき感謝の気持ちでいっぱいです。私のサッカー人生の中でも幸せな経験で、受賞できたのは、ファン・サポーターの皆さんの応援があってこそだと思います。また監督を始めチームスタッフ、チームメイトのみなさん、パートナー企業の皆さまがいなけらばなしえなかったことです。本当に皆さんに心から感謝しています。どうもありがとうございます」と感謝のコメントをしている。

 J3リーグの月間MVPには、カターレ富山に所属するMF佐々木陽次が選出された。6月のリーグ戦4試合で4得点2アシストを記録するなど、攻撃のタクトを振るった同選手は受賞に際し、「このたびは、明治安田生命JリーグKONAMI月間MVPに選んでいただきありがとうございます。数多く素晴らしい選手がいる中、受賞できたことを大変嬉しく思います。チームとしてJ2復帰の目標を達成できるように、そして多くの方々に支えてもらいながらになりますが、個人としても活躍していけるよう、これからも頑張っていきたいと思います。J2復帰には、ここからが大事な試合になってきます。これをきっかけに、カターレ富山に注目してくれる人が増え、スタジアムがさらに盛り上がると嬉しいです」と明かしている。

 また、各リーグのベストゴールも発表。J1はサンフレッチェ広島に所属するMF川村拓夢が、第16節京都サンガF.C.戦で見せたゴラッソが受賞した。同選手は「6月度の月間ベストゴールに選出いただき、嬉しく思います。ゴールシーンを振り返ると、一人目のDFに対して体を入れ切った時、前を見たら道があったので思い切ってドリブルで進むことにしました。当時は連戦中でしたが、後半アディショナルタイムでも走り切れる自分の良さが出たゴールだったと思います。これからも勝利に繋がる得点を決められるように頑張っていきたいです」と回顧。さらに、J2から水戸ホーリーホックに所属するFW梅田魁人の第22節FC町田ゼルビア戦のゴールが、J3からはFC琉球に所属するFW白井陽斗の第12節アスルクラロ沼津戦のゴールが、それぞれ選出されている。

 月間監督賞には、J1からガンバ大阪を指揮するダニエル・ポヤトス監督が輝いた。低迷していたチームを立て直した同指揮官は「このたびは、6月度の月間優秀監督賞に選出いただきありがとうございます。このような賞の受賞を本当に誇りに思います。まず、チームスタッフに感謝したいですし、これは全員の仕事の成果なので、スタッフのみんなにもこの賞を捧げたいです。そして、難しい時期でもチームと私を信じて最大限のサポートを してくださったクラブにも感謝したいです。最後に、全てのファン・サポーターのみなさんへ。みなさん無しでは、難しい流れを変えることはできませんでした。チームの目標を達成するために、残りのシーズンも全力で戦います」と決意。加えて、J2はジュビロ磐田の横内昭展監督が、J3はFC岐阜の上野優作監督が、それぞれ受賞した。

6月度の各表彰は以下の通り。

■2023明治安田生命Jリーグ KONAMI月間MVP
J1:武藤嘉紀(ヴィッセル神戸)
J2:エリキ(FC町田ゼルビア)
J3:佐々木陽次(カターレ富山)

■2023明治安田生命Jリーグ 月間優秀監督賞
J1:ダニエル・ポヤトス(ガンバ大阪)
J2:横内昭展(ジュビロ磐田)
J3:上野優作(FC岐阜)

■2023明治安田生命Jリーグ KONAMI月間ベストゴール賞
J1:川村拓夢(サンフレチェ広島)
第16節 京都サンガF.C.戦

J2:梅田魁人(水戸ホーリーホック)
第22節 FC町田ゼルビア戦

J3:白井陽斗(FC琉球)
第12節 アスルクラロ沼津戦

サッカーキング

「月間MVP」をもっと詳しく

「月間MVP」のニュース

「月間MVP」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ