バイエルン、ナポリからDFキム・ミンジェを獲得! 契約期間は5年間、背番号は「3」
2023年7月19日(水)1時4分 サッカーキング
2022−23シーズンにナポリをスクデットへ導いたセンターバックが、ドイツの“絶対王者”の一員となった。クラブの発表によると、契約期間は2028年6月30日までの5年間。背番号は「3」に決まっている。移籍金は公表されていないものの、ドイツメディア『ビルト』によると、バイエルンはナポリに対して同選手の契約解除金満額である5000万ユーロ(約78億円)を支払ったようだ。
1996年11月15日生まれのキム・ミンジェは現在26歳。これまでに全北現代モータース(韓国)や北京国安(中国)でプレーし、2021年夏に欧州初挑戦のクラブとしてフェネルバフチェに加入した。さらに1年後には、5大リーグ初挑戦のクラブとしてナポリへとステップアップすると、2022−23シーズンのセリエAで35試合に出場して2得点2アシストを記録。33年ぶりとなるスクデットに大きく貢献した。また、チャンピオンズリーグでも9試合に出場。クラブ史上初となる8強入りの原動力となっていた。
バイエルンに完全移籍加入するキム・ミンジェは、クラブHPを通してコメントを発表。新天地での決意を明かしている。
「バイエルンは、すべてのサッカー選手にとって夢のクラブだ。これからミュンヘンで待っているすべてのことを非常に楽しみにしている。僕にとっては新たなスタートだ。ここで成長し続けたい。クラブとの話し合いの中で、僕に対する関心の高さは最初から明らかだった。僕の最初の目標は、多くの試合に出場すること。その先にあるのは、できる限り多くのタイトルを獲得することだ」
また、バイエルンのCEO(最高経営責任者)を務めるヤン・クリスティアン・ドレーゼン氏も、キム・ミンジェの加入を受けてコメントを発表。「彼は素晴らしい成長を遂げている選手だ。直近ではナポリでセリエA制覇を経験し、リーグのベストDFに選ばれた。彼は持ち前のフィジカル面での強さだけでなく、メンタリティやスピードでも存在感を放っている。彼が準備を整えてくれて、すぐにチームに合流してくれることを嬉しく思うよ。彼のプレースタイルが我々のファンを鼓舞してくれると確信している」と期待を寄せた。
2022−23シーズン、バイエルンはドルトムントとの激闘の末にブンデスリーガ11連覇を達成。今夏のマーケットでは、同シーズン限りでライプツィヒを退団したオーストリア代表MFコンラッド・ライマー、同じくドルトムントを退団したポルトガル代表DFラファエル・ゲレイロのフリー加入を発表している。今夏3人目の新戦力として、イタリアで結果を残した“韓国の壁”を迎え入れることになった。
また、バイエルンは今夏の来日も決定している。7月26日にマンチェスター・Cと、同29日に川崎フロンターレと対戦予定だ。
【動画】バイエルンにキム・ミンジェが加入!