WRC:トヨタ、マイクロソフトと協力した新たな試み。写真をもとにファンを“逆撮影”

2017年7月21日(金)19時38分 AUTOSPORT web

 WRC世界ラリー選手権に参戦しているTOYOTA GAZOO Racingは、7月27日に開幕する第9戦フィンランドで、テクノロジーパートナーであるマイクロソフトのクラウドサービス『Microsoft Azure』を活用した新観戦体験サービス『EchoCam(エコーカム)』を提供する。


 TOYOTA GAZOO Racingはマイクロソフトの技術をマシンデータ分析プラットフォームの開発、チーム活動の情報共有システムなどに活用し、2017年シーズンを戦っている。


 今回はマイクロソフトの専門分野であるITをモータースポーツファンへの新たな楽しみ方の提案に活用。「ファンの皆様とヤリスWRCがつながること(コネクティッド)」をコンセプトとしたエコーカムの誕生につながった。

エコーカムのイメージ図。ファンが撮影した写真をもとに、ヤリスWRCで撮影した動画がプレゼントされる


 エコーカムでは大会期間中、いくつかのSSに設置されたエコーカムブースで目の前を走るヤリスWRCをスマートフォンで撮影、その写真を専用サイトにアップロードすると、走行しているヤリスWRC側からファンを“逆撮影”した動画がプレゼントされる仕組みだ。


 このサービス実現のため、3台のヤリスWRCには専用のオンボードカメラが搭載され、専用サイトにアップロードされた写真のタイムコードを基に動画を生成するという。


 現地観戦しているファンを対象とした取り組みだが、現場を訪れた記念になることは間違いない。他カテゴリーへ展開していくのかも含め、今後このエコーカムがどう広がっていくのか、ファンとしては気になるところだ。


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