LEXUS TEAM ZENT CERUMO 2017スーパーGT第4戦SUGO レースレポート

7月23日(日)23時35分 AUTOSPORT web

2017 AUTOBACS SUPER GT Report

SUGO GT 300km RACE


第4戦 スポーツランドSUGO


ZENT CERUMO LC500

#38 立川祐路/石浦宏明


◆7月23日(日) RACE

決勝結果 13位


<公式予選>天候:雨 コース状況:ウエット


 ランキング3位につけるからこその厳しいウエイトハンデに苦戦し、7月22日(土)に行われた公式予選では12番手と苦戦を強いられたZENT CERUMO LC500。決勝レースの巻き返しを目指し、LEXUS TEAM ZENT CERUMOは準備をしっかりと整え7月23日(日)の決勝日を迎えた。


 決勝日のスポーツランドSUGOの天候は、天気予報どおり雨模様。ただ、朝方は一時雨も止み、ピットウォーク開催時にはふたたび降り出す……という非常に不安定な天候だ。ピットウォーク後、今度は雨が止み、ふたたび路面は乾きつつあった。午後1時55分からスタートしたウォームアップ走行では、そんな路面の感触を確かめつつ、1分25秒768というベストタイムをマークし、11番手につける。


 スタートドライバーを務める立川祐路は、ふたたびZENT CERUMO LC500のステアリングを握り、26,200人という観衆が見守るスターティンググリッドにつける。この時点で路面は急速に乾いており、チームはスリックタイヤを装着し、午後2時30分のスタートの刻を待った。


 しかし、パレードラップの開始まであと12〜13分というところで、ふたたび雨が舞い始めた。ただ、本当にポツポツといった雨で、すぐにコースを濡らすものには見えなかった。周囲のライバルたちは、パレードラップ開始5分前のタイヤ交換可能時間を前に続々とウエットタイヤに交換するが、村田卓児エンジニアはタイヤ選択に悩みに悩んだが、ギリギリのタイミングでチームが下した結論は「スリックタイヤでいく」ということだ。


「あの時点では雨は大したこともなかったんです。今回は予選の位置も12番手でしたし、予選までは速さが足りなかった。レースでは燃料流量リストリクターが絞られていることもあって、まわりと同じ戦い方をしていたのでは、パワーの面で上位にいくことはできない」と村田エンジニア。


 宮城県警のパトカー3台によるパレードラップがスタートすると、コクピットの立川は「これはいける!」と好感触を得た。GT500クラスではZENT CERUMO LC500を含む4台だけがスリックを選択しており、この天候なら序盤大きなジャンプアップを望める。しかし、パレードラップが終わり、1周のフォーメーションラップがスタートすると、無情にも雨脚が一気に強くなり始めてしまった。


 スタートしてから路面が一気に湿っていくなか、コクピットの立川はなんとかスリックタイヤでZENT CERUMO LC500をコースに留めつつ天候が回復するのを祈るが、雨脚は変わらない。滑るコース上で立川は奮闘するも、他のスリックの3台とともにGT300クラスのマシンたちにもかわされ、2周目には総合31位、3周目には総合36位にポジションを落としてしまった。


 雨脚が一気に強くなれば、作戦を即座に切り替え立川をピットに戻すことが可能だったが、空は明るく、雨も少しずつだが弱まるときもある。ただ、路面はスリッピーなまま……。なかなかチームは立川をピットに戻すことができなかった。首位が18周を終えたとき、チームはついに決断を下す。立川を呼び戻し、ZENT CERUMO LC500はウエットタイヤに交換してふたたびコースインしていった。


 もはやポイント獲得も難しい展開となってしまったが、立川はウエット路面で粘りの走りを続け、49周を終え石浦宏明に交代する。すでにその時点では雨は止み、路面は無情にもドライコンディションに転じていた。石浦は次戦に繋がる走りをみせるべく、ふたたびスリックタイヤを装着すると、チェッカーに向けZENT CERUMO LC500を運んだ。


 最終的に石浦は、自らの周回の6周目に1分14秒261という、GT500クラス2番手のラップタイムをマークしつつ、13位でチェッカーを受けた。もちろんポイント獲得には届かなかったが、このレース後半で石浦は次戦へのたしかな手ごたえを得ることができた。


 真夏の3連戦はまだ始まったばかりだ。今回、LEXUS TEAM ZENT CERUMOのチャレンジは“不発”に終わってしまったが、幸か不幸か燃料流量リストリクターの制限も、2段階あるうちの1段階のまま。LEXUS TEAM ZENT CERUMOのメンバーは続く富士、鈴鹿の2戦での逆襲への思いを胸に、SUGOを後にした。

ZENT CERUMO LC500の立川祐路と石浦宏明


ドライバー/立川祐路

「不安定な天候でしたし、予選順位もうしろだったので、スリックタイヤに賭けるという戦略を採りました。結果的には残念ながらうまくいきませんでした。ただ、こればかりは悔やんでも仕方がありません。その分、次戦富士ではウエイトハンデも増えていませんし、今回の分をしっかりと取り戻すつもりで頑張りたいと思います」


ドライバー/石浦宏明

「戦略がうまくいかないレースでした。ただ、最初にトライした選択は決して失敗とは思いません。トライした結果だと思っています。そのなかでもう少し挽回することはできたと思うので、そこは反省点だと思います。僕のスティントはドライコンディションで走りましたが、次戦に繋げることを意識して走り、ベストラップもファステストラップに近いものを刻むことができました。クルマの手ごたえをしっかりもつことができて、次戦に繋がるスティントにできたと思います。SUPER GTはいつも上位にいられるレースではありません。こうして悪い結果に終わった後にしっかりポイントを獲らないとチャンピオンには届きません。この3連戦が終わった後にポイントを重ねられればと思っているので、次戦富士でしっかり得点を獲りたいと思います」


浜島裕英監督

「レースとしてはスリックタイヤに賭けたのですが、その後リカバリーすることができなかったことを十分反省して次戦に向かわなければならないと思います。スリックの選択は予選順位が悪かったことで、ドライバーたちとも相談して決めたことです。パレードラップまでは良かったのですが、フォーメーションラップで勝利の女神にそっぽを向かれてしまったということですね。結果はうまくいきませんでしたが、悪いストーリーではなかったと思います」

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