「イノウエが勝つ方法は多くない」井上尚弥とフルトンの世紀の一戦を“悪童”ネリが予想!「不意の一発が命中するか」

2023年7月25日(火)17時13分 ココカラネクスト

今回の大一番の勝者との対決を熱望しているネリ。彼が語る井上が「勝つ方法」とは?(C)Getty Images

 ついに世紀の一戦の幕が開ける。7月25日に東京・有明アリーナで行なわれるWBC&WBO世界スーパーバンタム級2団体統一王者・スティーブン・フルトン(米国)と挑戦者・井上尚弥(大橋)のタイトルマッチである。

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 互いにキャリアで無敗。文字通り敵なしの強さを誇ってきた両雄による至高の勝負には、試合が近づくにつれ、国内外で注目度が高まってきた。「本当に最終章」と意気込んで新階級に殴り込む井上か。はたまた、あえて敵地での初防衛戦を決意したフルトンが「怪物」を飲み込むのか。緊張感は高まるばかりである。

 米スポーツ専門局『ESPN』での中継が決定するなど、“ボクシングの本場”でも大きな話題を集めるビッグマッチとなっている。ゆえに両雄のライバルとなりうるファイターたちも世紀の対決には興味を抱かずにはいられない様子だ。そうしたなかで、メキシコ・メディア『Izquierdazo』に「俺にとって興味深い戦いだ」と語ったのは、元ボクシング世界2階級制覇王者のルイス・ネリ(メキシコ)だ。

 今年2月にアザト・ホバニシャン(アルメニア)とのWBC世界スーパーバンタム級挑戦者決定戦を制したネリ。今回のフルトンと井上の勝者とのタイトルマッチを望んでいる28歳は、「フルトンが有利だとは思う」と指摘した。

「イノウエは確かに凄い。だが、フルトンにとっては小さすぎるんじゃないかと思う。俺はあいつ(フルトン)を直接見たことがあるが、動物のようだった。思っているよりも巨大なファイターだよ。俺がフルトンの方が有利と考えるのはそれが理由だ。パワーがそれほど影響しないんじゃないかと思う」

 井上とフルトンとの間には身長差(4センチ)とリーチの差(8センチ)がある。これが勝敗に影響すると読み解くネリは「フィゲロアもフルトンには何もできなかったし、イノウエも同じようになる」とも指摘。そのうえで、新階級に挑む30歳の日本人の勝ち筋も語っている。

「イノウエがあいつ(フルトン)に勝つ方法は多くない。フルトンが逃げに徹した時に、イノウエが着実にパンチを当て込んでポイントを稼ぐか。はたまた、不意の一発が命中するかだ」

 シビアな見解を示したネリ。それでも「俺はイノウエと戦いたい」という28歳は「フルトンはただ走り回って、殴られたくないだけだからやりたくない」と“悪童節”を炸裂させてもいる。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]


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