「最年少コンビの底力をしっかりと見せることができた」と宮田莉朋【第4戦GT500決勝会見】

2022年8月7日(日)20時3分 AUTOSPORT web

 富士スピードウェイで開催された2022スーパーGT第4戦『FUJIMAKI GROUP FUJI GT 100Lap RACE』。8月7日に行われた決勝レースを終え、GT500クラスで優勝を飾ったKeePer TOM’S GR Supraのサッシャ・フェネストラズと宮田莉朋が決勝日を振り返り、次戦への展望を語った。


サッシャ・フェネストラズ/第1スティント担当


「TOM’Sのみんなが本当に素晴らしい仕事をして、僕たちにとって素晴らしい週末をプレゼントしてくれたと思っているよ。今シーズンは少し苦しんでいたところもあったのだけど、今は本当に気持ちがいい」


「序盤は雨の影響があり、いろいろと考えることもたくさんあったけど、後半を担当した宮田選手が本当に素晴らしい走りを見せたよね。そして、僕のスティントではヨコハマタイヤの24号車(リアライズコーポレーション ADVAN Z)がすごく強かった。スタートから2周で1台抜いて、本当は早くトップになりたかったけど、無理せずに少し落ち着いて、自分の一番いいタイミングを計って、ずっと抑えていたんだ」


「後半、宮田選手にバトンを渡してからは、本当に素晴らしい走りでだった。これが僕たちにとってGT500での初めての勝利だからとても嬉しいよ」


「(第5戦鈴鹿に向けて)長いレースが終わったばかりだけど、次も長いね(笑)。ただ長いレースは、作戦の幅が広がったり、もっと戦略が必要になったりするけど、その分お客さんも喜んでくれると思う。僕自身がこの長いレースを楽しんでいるからね。もちろんタイヤも車両もいろいろと難しいところもあるけど、楽しんでいくよ」

2022スーパーGT第4戦富士 サッシャ・フェネストラズ(KeePer TOM’S GR Supra)


宮田莉朋/第2&3スティント担当


「鈴鹿大会が終わってから2カ月の間、まったくテストがなくて。チームとサッシャ選手とともに、どんなコンディションになるだろうと考えなつつ、クルマのセットアップ、タイヤの選択を考えていました。テストができないという結構厳しい状況から、それが結果として予選・決勝ともに戦えたのはすごく嬉しかったです」


「レースウイーク入る前にサッシャ選手が誕生日(7月28日)を迎えて、僕は明後日(8月10日)誕生日で。そういう意味でも『勝って、お誕生日パーティできるぐらいのレースにしようね』と、レースウイーク前に一緒に話していました。僕らが話していたことが実現して本当に嬉しいです」


「レースの方は第2スティントが結構きつかったのですけど、ただコース上で追い抜くのは厳しい反面、ピットストップなどを短縮させるために自分のなかで、結構走りながらいろいろな努力をしていて。なので、実際結構きつかったですけど、それが第3スティントでしっかりとかたちとして表れて、後続を引き離すことができました」


「コース上で抜くのは厳しいなかでも、スピードをしっかり表現できたという部分は、本当に僕らの努力が結果としてついてきたということと、チームのみなさんがその状況下で素晴らしいピット作業で送り出してくれたからこそ、この1勝があるので。僕らふたりはGT500最年少ペアですけど、底力をしっかりと見せられたのではないかなと思います」


「次も450kmということで、今回のような作戦になるのか、そのサーキットによって変わってくるのかが未知数なのです。少なからず鈴鹿はGRスープラにとって厳しいと僕は思って臨んでいます。ただ前回の鈴鹿では僕らは3位に入れて非常にポジティブな状態で終えることができたというのが印象的です」


「次はどんなレースストラテジーになるのか。そして僕らは今回優勝したことでウエイトも積む予定なので、さらにどこまで厳しくなるのか。そこら辺を含めて少し期間が短いのですけど、チームとしっかり準備して、チャンピオンシップのためにも、いいレースができるようにしたいなと思っています」

2022スーパーGT第4戦富士 宮田莉朋(KeePer TOM’S GR Supra)

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